ゲーム史

Roe R. Adams III がやったこと(1) ゲーム史

Roe R. Adams III がやったこと(1)

さて。 ロー・アダムズ(正確には Roe. R. Adams IIIで、ロー・R・アダムズ3世っていう、日本人からすると大層に感じるのが本名。以降はローと書く)が、ゲームの世界で活躍したのは1979年ごろから始まり1990年代初頭まで。 というのも、1989年にウッドヘッド(Wizardryの作者の…
Roe Adams IIIとSeer “Hawkwind”のこと ゲーム史

Roe Adams IIIとSeer “Hawkwind”のこと

4gamerのWizardryは,連綿とつながる文化の鎖の1ピース――生みの親,狂王ことRobert Woodhead氏に聞く,その源流と80年代アニメの話で、ローアダムス(Roe Adams III)のことについて出ていたので、ちょっと自分の知っていることを記録として残しておきたい。 Roe Ad…
続・PCエンジンのCDROMのプロテクト PCエンジン

続・PCエンジンのCDROMのプロテクト

PCエンジンの著作権的プロテクトで書いたことで、勘違いされるかなあ…と思いながらも面倒くさいの説明しなかったことを勘違いしている人がいたり、あと質問が飛んできたり、他にわかったことがあるので続き。 ■トラック2を再生するなというインフォメーションがトラック1に入っていたのは、なぜか? PCエンジンC…
PCエンジンの著作権的プロテクト PCエンジン

PCエンジンの著作権的プロテクト

年明けにtwitterでこんな質問が飛んできた。 2X年ぶりに、あーそいや、こんなものもあったなあということを説明したわけだけど、もうちょっと詳しくここで説明しておきたい。 まず原理的な話から。 当たり前だけどCDROMは、例えばROMの形を変形させるようなことは通常しない。正方形のCDROMなら作…
スプライトローテーション・その2 ゲーム史

スプライトローテーション・その2

正しい呼び方があったわけでもないけれど、少なくとも僕はスプライトローテーションと呼んでいた技術について、ちょっと残しておこうというネタ。パート2である。多分これで終わりになる。前回のを読んでおられない方は前回の記事を読んでいただきたい。読まないと全くわからない話である。 ちなみにスプライトローテーシ…
スプライトローテーションという技術 ゲーム史

スプライトローテーションという技術

正しい呼び方があったわけでもないけれど、少なくとも僕はスプライトローテーションと呼んでいた技術について、ちょっと残しておこうというのが、今回のネタ。おっそろしく古臭いハードの、おっそろしく古臭い技術で、残しておいたから「どうだ」ということでも全くないが、まあ後世のエミュレータを調べた人たちが「なんで…
1978年の”gosub hudson” ゲーム史

1978年の”gosub hudson”

最近、知り合いから古いチラシなどをまとめてスキャンしたものをもらい、非常に資料性が高い内容なので、時間を見て、いろいろ紹介していきたい。 まず今回は個人的に一番資料性が高かった"gosub hudson"について。 "gosub hudson"は、1978年の多分初春~夏前ぐらいに配布された冊子だと…
山根「ともお」はなぜ『ともお』だったのか? ゲーム史

山根「ともお」はなぜ『ともお』だったのか?

なんと『ゲームレジェンド』で新刊は完売してしまいましたが、コミケぶんは最初から印刷しているので大丈夫です。 ただ思ったより部数は減っちゃったので、なくなったらすんませんである。 と、余談はさておいて本題、 先日あった『ゲームレジェンド』にfacebookで山根の野郎がザナドゥの本の対談にでたんで遊び…
ハドソン東京支社の写真を見つけた PCエンジン

ハドソン東京支社の写真を見つけた

僕がハドソンと仕事をしていた時、市ヶ谷の掘端にハドソンの東京支社があった。 そのビルには札幌の時計台を模した時計台がついていた。 で、これを『さよならハドソン』を書いた時などまで含めて、ずっと載せたかったのだけど、いくら探してもみつからなかったのだけど、今日見つけたので、忘れないようにメモ書き的に掲…
リリアは誰が創りだしたのか? ゲーム史

リリアは誰が創りだしたのか?

僕の書いたイース1・2を作った時の話には大きく欠けているところがある。 それはもちろん言うまでもなく、オリジナルのイース1およびイース2が作られたとき、誰がゲームにどんな風に貢献したかで、そしてイース3が実はどうだったのか? のあたりだ。 当たり前だが、イース1・2はあくまで移植で、山根がいるとかオ…