Ys通史

イース通史(22):PCエンジン版イースⅢ開発開始

イース通史(22):PCエンジン版イースⅢ開発開始

2020年2月26日 Ys通史
さて、僕が海外版を作り始めていた90年の初頭、ハドソンでは『イースⅢ』の移植が決まっていた。 当初の発売予定は1990年末。 開発は熊本のアルファシステムで始まり、並行して札幌ハドソンでグラフィックの開発が行われることになる。 開発メンバーは以下の通り。 役割 主要メンバー ゲーム 佐々木社長 高嶺…
イース通史(番外):30年前の資料が出てきた

イース通史(番外):30年前の資料が出てきた

2020年2月13日 Ys通史
ひょんなことから元スタッフから『イースⅠ・Ⅱ』を開発していたときの資料をもらったので、メモがてらも兼ねて、何点か公開しておきたい。 1989/9/28のタイトルデモの管理用の紙 『イースⅠ・Ⅱ』のタイトルデモ用の管理してる紙。イースビジュアルと書かれていることでわかる通り、当時、僕らはビジュアルとい…
イース通史(番外):ビジュアルという単語

イース通史(番外):ビジュアルという単語

2020年2月9日 Ys通史
もともとは『イース通史Ⅲ』を書くために資料を見ていてフッと気になったことだった。 それは「オープニングビジュアル」。 当時のゲームマシンのデモは今でいうムービーではなく、リアルタイムレンダリングの方に近かったのだけど、まあもちろんそんな呼び方はされておらず、『イースⅠ・Ⅱ』を作っていたときは「ビジュ…
イース通史(番外):衝撃のリリアを助けないプレイ

イース通史(番外):衝撃のリリアを助けないプレイ

2020年1月22日 Ys通史
ある日、アキバBEEPさんがこんなツイートをした。 元ツイート 読んだ瞬間、本当に「マジか!」と思うと同時に「これ、イースⅠ・Ⅱで処理してないだろ?」と思った。 なんせ自分の頭の中では1ミリも必須にした記憶がない。ゲゲゲと思って、30年前の自分だったらどうするか? と考えた。一番簡単なのはファクトに…
イース通史(21):書き忘れたクイックセーブの話

イース通史(21):書き忘れたクイックセーブの話

2020年1月3日 Ys通史
あけましておめでとうございます。といっても、なーんも変わりませんが。 入れようと思っていて、忘れていたクイックセーブの話。通史Ⅲの補章に入れる予定。 PCエンジン版の『イースⅠ・Ⅱ』はどんちゃんがクリア出来る、というのを絶対の方針として作っていた。だから、やたらと細かく場合分けしてあちこちにヒントを…
イースⅠ・Ⅱ通史(20):米光さんのアレンジと出会う

イースⅠ・Ⅱ通史(20):米光さんのアレンジと出会う

2019年11月20日 Ys通史
とびとびになっているので簡単に書いておくと、これは作るチームの概要や『イースⅠ・Ⅱ』のタイトルが決まってから後の話になる。これの底本になっている…と言ってもいい、自分の書いた同人誌(およびブログ)と変化が比較的小さいところは、飛ばさせてもらうことにしている。ちなみに、原稿はこれより先の話まで進んでい…
イースⅠ・Ⅱ通史(19):PCエンジンCDROMの登場

イースⅠ・Ⅱ通史(19):PCエンジンCDROMの登場

2019年11月5日 Ys通史
冬コミで出すつもりの第2巻はPCエンジン版の『イースⅠ・Ⅱ』をどのように、何を考えて制作したのか、それは結果的にはオリジナルスタッフの方向と合っていたのかの答え合わせなんかを、1巻書いた後、オリジナルスタッフが思い出したことなんかを補足しつつ書いていくのだけど、そのターゲットになっていたPCエンジン…
イースⅠ・Ⅱ通史(番外):アドルの綴りのコト

イースⅠ・Ⅱ通史(番外):アドルの綴りのコト

2019年10月23日 Ys通史
例によって『イース通史』の調査をしていたとき、自分の記憶の中で引っかかったのがアドルの綴りだった。自分の記憶では以下の流れだった。 音楽モードの曲のタイトルを入力する余談だけど、音楽モードはそもそもはPSGやCDDAがちゃんと入っていて正しく鳴るかを確認するためのデバッグモードを殺さず、隠しコマンド…
イースⅠ・Ⅱ通史(番外):イースグローバルガイドブックの謎

イースⅠ・Ⅱ通史(番外):イースグローバルガイドブックの謎

2019年10月18日 Ys通史
話は僕のあるツイートから始まる。 最初のツイート ”イースの世界設定は『I』・『II』で完全に完結することを前提に作られており、最終的に現実の歴史とリンクするようになっている”僕のツイート このデタラメには続きがあり「オリジナルスタッフはⅠ・Ⅱで終わらせるつもりで辞めた(Ⅲはつまり他が作ったことにな…
イースⅠ・Ⅱ通史(18):イースⅠ・Ⅱ始まる

イースⅠ・Ⅱ通史(18):イースⅠ・Ⅱ始まる

2019年10月15日 Ys通史
イースの移植の話が始まったのは、僕がハドソンでPC-8801(MkⅡ SR)版『イースⅡ』にハマっていたから。 1989年1月、デビュー作の『凄ノ王伝説』がデバッグに入っていてヒマになっていたのもあり、北海道ハドソン技術本部4Fの開発の隅にあった企画のエリアに入り浸って『イースⅡ』(88年発売)で遊…