1987年Beep編集部での『ロックマン』

Beep編集部で死ぬほど笑ったことを思い出したので、記録として残しておきたい。
一度多分ツイッターに書いているのだけど、ツイッターとかちゃんと残るかまるで疑わしいのでブログのが正解だろう。

Beepなので、ファミコン時代の話になる。
時期は1987年秋ごろで、僕はもうハドソンと話をしていて、プロのゲーム屋になるって話は編集部のみんなが知っていたと思う。
ちょうど、僕とかっぺがBeep編集部に打ち合わせという名目で遊びに行っていた時、「カプコンさんから新作のROMを借りてきた!」と言いながら、ライターの誰かが編集部に帰ってきた(これが誰だったか覚えていない)。
それが『ロックマン』(初代)。
当時はカプコンのゲームと言えばゲキムズ! だった。

なんせ『魔界村』、『戦場の狼』を代表にやたら難しいゲームが多かった。特に『魔界村』なんて、マル勝では「難しい」の代名詞になっていて「ファミリーシリーズの魔界村」と『ファミリーボクシング』と『ファミリージョッキー』は呼ばれていたりした。

と、まあこんな理由で、みんな「どうせゲキムズだよ」とか言いながら、ROM突っ込んだら、なんとステージセレクト出来る。

「あのカプコンが心を入れ替えた!」と、みんな大喜び。

TAKEONが「ヒョー!」とか言ってた記憶があるんけど、もしかしたらmiyabiだったかも知れない(もしかすると芋吉だったかもしれない)。

それで、誰だったかがまずカットマンをプレイ(デフォルトではカットマンがカーソル位置だったはず)。
ボスまでなんとかたどり着いたけど死ぬ。
「これは難しいのにあたっちゃったな」
とか言って、次にガッツマン。一瞬で落ちて死ぬ
アイスマンで落ちて死ぬ
次々回っていくんだけど、どれもこれも難しく、サックリとゲームオーバーになってしまう。
気が付いたら全部のステージでゲームオーバーになっていた。
全員で爆笑して「やっぱ難しいじゃん!!」

でもそのうち、確か TAKEON だったと思うんだけど「いや、でもやらせて」って言って、誰かボスをクリア。
「おおっ」ってなって、気がつくと、そこにいらライターみんなで攻略していく流れになっていった。

僕はここらへんで用事があって帰ったのだけど、悪友、かっぺこと、高山敏明はこのあとも一晩編集部で『ロックマン』をみんなと遊んで、僕に「わさき、あれは絶対に買った方がいいぞ!」と教えてくれたのである。

なにもかも懐かしい40年近く前のちょっとしたエピソードだった。

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