コミック1☆21の新刊『電撃クロニクル3』出来ました

生きてます。
朝から晩まで仕事してます。

忙しすぎて、ブログを書く時間も、原稿を書く時間も、ゲームを遊ぶ時間も減ってスゲー悲しいです。
てっか、運営型ゲームでディレクター兼リードゲームデザイナー兼リードエンジニア兼プロジェクトマネジメントって、ムチャクチャすぎるんだよ…と、ボヤきつつも、それが人生ってもんだと思ってます、ハイ。

さて、10/23開催のコミック1☆21で新刊の『電撃クロニクル3』を出します。

本の仕様としては表紙フルカラー、本文54頁。
いつもよりちょっとだけ薄いです。

目次はこんな感じ。

ところで今回の本は、電撃王や電撃プレイステーションに載せていた様々なコラムに、いろいろと解説を付けくわえて載せる『電撃クロニクル』シリーズの第三弾ですが、今までの2冊はどえらく編集方針を変えた本なので、ちょっと書いておきます。

今回の本はテーマを明快に決めて2012年に時期を絞って「スマートフォンとの戦い」と称してまとめてみました。
知っての通り、この電撃クロニクルはそもそもfantiaに掲載しているシリーズをまとめる名目で始まったのですが、fantiaにたまたま2012年のコラムを10年前シリーズとして掲載したところ、やたら面白い。

なんでだろうと思って考えていて気が付きました。

実は2012年はものすごいスマートフォンゲームのブームと、さらにiPadとapple TVの登場で、スマホゲームがリビングに進出してきて、家庭用ゲームマシンは滅びるのではないかと言われていた時代で、E3でも「ソーシャルだスマホだ」といい、2011年末に出たVITAはその流れに対抗するためにスマホ対抗の仕掛けを山盛りにしたハードだったのです。

つまり家庭用ゲームマシンがスマホやソーシャルに対応をし始めて、その時にいろいろともかく手を打っていた動きの激しい時代、だったのですから、そりゃ面白い。

しかもです。
この本を書くまでほとんど意識していなかったのですが、その2012年は僕はゲームロフトニュージーランドにいて、当時「スマホゲームをリビングに進出させるプロジェクト」の責任者の一人としてスタジオで仕事していたんですから、なーんと滅ぼそうとする側の当事者でもあったのです。

で、その両方がたまたま見える位置にいた自分が「家庭用ゲームマシンはスマホの挑戦を受けて、何をやっていたのか」、「なぜスマホはリビングへの進出に失敗したのか」などについて、2012年を今から見ることで考察した本…とでもいうところになるでしょう。

本人はとても面白く書けたと思っていますので、読んでみてくれると幸いです。

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