HUDSONのコト

ハドソンが出していたMZシリーズのSP-50系のコンパイラ HUDSONのコト

ハドソンが出していたMZシリーズのSP-50系のコンパイラ

ハドソンが80年代初頭に様々な言語などを出していたのはよく知られていると思う。中でも特に有名なのが"Hu-BASIC"で、結局、これがX1に参加するきっかけになり、さらにファミリーBASICを作るきっかけになり、最終的にハドソンがファミコンに参入するきっかけになったのだから、とても大事な製品だ。そし…
ファミコン版のスーパー桃鉄の作者は誰か? ゲーム史

ファミコン版のスーパー桃鉄の作者は誰か?

ハドソン伝説1を書いたとき、実は作者が全くわからなかったのがファミコン版の『スーパー桃鉄』だった。書いた当時、聞ける人には当然全員聞いたわけだけど、誰一人、作者を覚えておらず、外注かそうでないかもわからず、要調査作品として残ってしまっていた。 で、これをなんとなくボソっとX(Twitter)につぶや…
ハドソン伝説0.2 ゲーム史

ハドソン伝説0.2

Twitterで、Oh!石さんがカバーに使っている写真をアップロードしてくださった。 https://twitter.com/oec_Nibbleslab/status/1765564147302007242 なんと、これはI/O誌の1981年7月号に掲載された1981年5月に開催されたマイコンショ…
ハドソンがなくなった日、Beepがなくなった月 HUDSONのコト

ハドソンがなくなった日、Beepがなくなった月

キャッチに貼ったツイートが流れてきて、ああと思ったので、2012年の3月の電撃プレイステーションに掲載されたものをブログに出しておくことにした。 2012年の今日がハドソンがなくなった日で、そして同じ年の同じ3月にBeepから始まった雑誌がなくなった、ということで書いた文章だ。 僕がプロになった会社…
ハドソン伝説0.1 ゲーム史

ハドソン伝説0.1

『ハドソン伝説ゼロ』に以下の一節がある。 https://www.beep-shop.com/ec/products/detail/44716 ---- 引用開始 最初期のX1で発売されたゲームは、純粋にアセンブラで書かれていたわけではなく、コンパイラが使用されていたというのだ。コンパイラは高級言語…
PCエンジンメンコカードの事 PCエンジン

PCエンジンメンコカードの事

ある日、知り合いのフランス人から、以下の画像が送られてきて質問された。 「これはとてもレアなものなんだけど、なんなんだ?(英語)」 これは紙で出来たHuカードのダミーで88年ぐらいまでの初期のHuカードがだいたい揃っていたはずなのだけど、「あ、これレアなんだ」と思ってしまった。なんせハドソンや編集部…
オマケ本も出来ました 同人のコト

オマケ本も出来ました

会場限定のオマケ本で『閑話休題』ってのを書きました。 12ページの本で、表紙以外はだいたい文章で埋まりつくした本です。 内容は大雑把に以下。 MZ-80K時代のテープデュプリケーター最初の広告についての「?」行番号0のREM文X1開発の副産物ハドソンのマリオゲームの作者たち野沢さんから聞いたCQハド…
ハドソン伝説ゼロって新刊が出来ました 同人のコト

ハドソン伝説ゼロって新刊が出来ました

クッソ忙しくて、さっぱりブログを更新できないうちになんと年末がやってきてしまいました。 というわけで、冬コミの新刊。 今回の新刊は『ハドソン伝説ZERO ハドソン創業編』。 1978年のどこかでCQハドソンの2階にマイコンコーナーが出来上がったときをソフトハウスハドソンの起点として、MZ-80Kのテ…
『ハドソン伝説4』補足、CD-ROM開発システムの野沢ボックスの画像が見つかった PCエンジン

『ハドソン伝説4』補足、CD-ROM開発システムの野沢ボックスの画像が見つかった

『ハドソン伝説4』を書く上で、どうしても見つけたかった写真があった。それが野沢さんの設計によるCDDA変換BOXだった。 CD-ROM開発システム全体 上の図の赤い箱がソレ。自分の記憶では金属の箱でCDへの出力とアナログからCDDAのデジタルにコンバートするための入力がついていて、あとSCSIが98…