いわさき

静かなプリンタ

静かなプリンタ

これは『電撃王』や『電撃プレイステーション』に載せていたコラムの中で思い入れが深いものを、細かくアップトゥデートして載せていくシリーズ。 ■■■ 初めて、マイコンにプリンタを繋げるようになったころ、放電プリンタというタイプがプリンタの主流だった。 放電プリンタ‥と言われても、今の人は誰も見たことない…
1989年、天外1 PART1 天外2開発記

1989年、天外1 PART1

今回は実際に天外2に参加する前の、1989の話。 天外2はもちろん天外1の続編で、どうして天外1がああいうゲームになって、そして例えば、どうして術が交換できるのか? なぜ、戦闘システムはああなのかを知らないと、結局、天外2の話はわからない。 というわけで、今回は天外1と桝田さんの話。 まず全体を把握…
またまたgamagについて

またまたgamagについて

がまぐに2号でも投稿プログラムを書かせてもらいました。 時間がなくて、ギリギリで作っていたら、一度もハングしたことのなかったsmall basicがハングしてくれて、しかも全然セーブしてなくて、いやーマーフィの法則キタア! って感じで、ヤケクソで前回のプログラムを大急ぎで書き直し、2時間チョットで作…
ああ、夢のホームコンピュータ 転載

ああ、夢のホームコンピュータ

これは『電撃王』に載せていたコラムの中で思い入れが深いものを、細かくアップトゥデートして載せようという試み。 ■■■  僕がコンピュータを始めた1977年頃、良く「マイクロコンピュータには無限の可能性がある」と言われていた。  理由は、当時存在していた普通のコンピュータに比べれば桁違いに安いこと、そ…
本編を書き出す前に

本編を書き出す前に

これは自分が天外魔境II 卍丸のPCエンジンスーパーCDROM版(以降、天外2)を作るときの起きたことや、何があったのかについて、忘れないうちに書いておいて、残しておくメモだ。 20年も昔の話が大半で、もちろん忘れてるところや記憶が間違っているところはあるだろうし、しかも僕の立場・僕の目線から書いて…
PCエンジンの開発環境(補足) PCエンジン

PCエンジンの開発環境(補足)

今と余りに時代が違いすぎて分からないことが多いだろうから、PCエンジンを作っていた時代について、いろいろと補足。 ■DOSについて 88年当時、使っていたのはDOS 3.1-3.3。DOSはマイクロソフトが作ったMS-DOSというヤツ。今では普通の人はまず画面を見ることがほとんど…
同人誌再販のお知らせ

同人誌再販のお知らせ

冬のコミケで頒布した同人誌、PCエンジン版イース製作メモを再販して、イベント出します。 中身については、以前書いたポストでも読んでくださいマセ。 イベントの日時は、下のとおりです。 ■コミッククリエイション50 ■2月6日(日) ■池袋サンシャイン・ワールドインポートマート A2ホール ■J…
PCエンジンの開発環境(CDROM篇) PCエンジン

PCエンジンの開発環境(CDROM篇)

PCエンジンの牧歌的なROM開発の時代は1988年の年末に終わり(もちろん開発は1988年には始まっていたので開発者にとっては88年半ばからだけど)、CDROM時代に入っていく。 では、そのCDROMの開発機はどうなっていたかというと上のとおり。Hu7とは別に、もう一個Hu7CDという新しいパッケー…
PCエンジンの開発環境(ROM篇) PCエンジン

PCエンジンの開発環境(ROM篇)

1988-1994年の間、PCエンジンのゲームを作るために、どんな環境で仕事をしていたのかということを記録に残しておくため、PCエンジンのソフトの開発システムについての記憶に残っている限りの覚書。 今の自分ですら忘れていて、やばいことが分かったので、一生懸命歴史的な資料として残すためシリー…
タムリンの秘密 PCエンジン

タムリンの秘密

もともと、ニコ生に出たことから話は始まる。ニコ生に出るとき、古いモノを持ってきてくれると盛り上がるというので21年前のCDを引っ張り出し作りかけのイースを持っていって見せた。ところが、それを見ていたPCエンジンマニアの外人がいて、なんとFacebook経由で「未完成版のイースを売ってくれ」と言ってき…