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イースⅠ・Ⅱ通史(13):ノルティア北壁でRPGになったイースⅡ ゲーム史

イースⅠ・Ⅱ通史(13):ノルティア北壁でRPGになったイースⅡ

サブタイトルを読んで「どういうことだよ?」と思うかも知れないけど、それは最後まで読めばわかると言う事で。今回は、1987年の8月後半~9月あたりの開発の話になる。 ところで前回は、開発の順序がシナリオ通りで、いきあたりばったりに進んでいた…というムチャな話を書いたところ、当時のスタッフからやってきた…
イースⅠ・Ⅱ通史(12):Ⅱの開発は続く ゲーム史

イースⅠ・Ⅱ通史(12):Ⅱの開発は続く

今回は、1987年7-8月あたりの話になる。 前回、イースⅡの開発が始まったとき、天空に行く以外のネタは何も残っていなかったコト、テストマップとしてムーンドリアの廃墟を作り、そこで魔法が登場し、聖域という案を思いつくのと同時ぐらいでランスの村を作っていた、なんとリリアはドットが先でキャラクタが後だっ…
リリアの乳揺れのこと Ysを作ったころ

リリアの乳揺れのこと

約30年前に『イースⅠ・Ⅱ』を作ったとき、ハドソンのアートのバイトとして、チームに百田という男がいた。彼は主にビジュアルの絵を 山根に言われて一生懸命、ドット打ったり、アニメ作ったり、キャラ詰めたりしていた。その彼と数年前からfacebookで繋がっていたのだけど、なんと今日誕生日だというので思い出…
エメドラとイースの不思議な関係 ゲーム史

エメドラとイースの不思議な関係

山根のヤツが飯君と飲みたいというので、7月にちょっと『エメドラ飲み会』みたいなものをやったとき、ついでに『エメドラ』の開発史についてイロイロ聞いたので、メモ書きがてらに残しておく。エメドラ飲み会で山根と飯君から話を聞いて、開発の順序は『テスタメント』→『サバッシュ』→『エメドラ』だったのは確定した。…
初期開発史についての追加イロイロ Ysを作ったころ

初期開発史についての追加イロイロ

コメントやらなにやらに、出来るだけお答えしておきます+書き忘れをさらに追加。 イースI・IIですごいなと思ったのは、Iの廃坑のボス・ヴァジュリオンの奥の部屋が、IIの最後の最後で登場することですね。確かにPC-88のIの時点で台座はありましたけど、あれで気付けた人はいないんじゃないかなあー?PCエン…
イース初期開発史の書き忘れ Ysを作ったころ

イース初期開発史の書き忘れ

小峯君と山根はどこに接点があったのか? 『イースⅠ・Ⅱ』をスタートするとき、山根は小峯君に紹介されたわけだが、実はここにナゾが一つあった。 なんせ山根はファルコムの社員としていて、小峯君は僕と知り合いだった時代は、アーケードメーカーの今でいうプランナーで、そのあとマル勝のライターだ。 どこに山根と小…
PC88版イースの初期開発史:アステカ2からイースに至るまで Ysを作ったころ

PC88版イースの初期開発史:アステカ2からイースに至るまで

某所で飲み会があった。これがまあ山根に招待された飲み会だったのだけど、ヤツ曰く「岩崎さんのブログの俺についての行状はデタラメで、ホラだらけであり、俺が真っ当な社会人だったことを証明する飲み会」というのだから笑わせる。 これが証明できたかどうかは、飲み会に参加したメンバーの感想でも聞いて欲しいのだけど…
山根はどうしてイースⅡのオープニングをアニメにしたのか? Ysを作ったころ

山根はどうしてイースⅡのオープニングをアニメにしたのか?

この前、山下章さん主催の楽しい飲み会があって、そこで山根と会ったのだけど、その時、ずっと聞きたかったことを聞けたので、メモとして残しておきたい。 聞きたかったことは簡単だ。山根はPC88版の『イースⅡ』のオープニングアニメを作って、間違いなく日本のゲームの歴史を変えた男なのだけど「なぜアニメのオープ…
Roe R. Adams III がやったこと(6/終) ゲーム史

Roe R. Adams III がやったこと(6/終)

"Utima IV"と"Wizardry IV"のシナリオを作りレベルデザインを行って、現代にいたるまでのゲームシナリオの在り方の一つの決定的な形を作り上げた Roe R. Adams IIIのシリーズ。 ■その(1) ■その(2) ■その(3) ■その(4) ■その(5) 今回の話はRoeのもう一…
把握している限りのパソコン版イースの初期開発史 Ysを作ったころ

把握している限りのパソコン版イースの初期開発史

通販している同人誌の内容にコメントをもらったので、ちょっとそれについて知る限りのことを整理して書いておきたい。 ところで、イース2のダーム戦の舞台の形状は、ダームの塔最上階(ダルク戦の舞台の外側部分)の形状と良く似ていて、真ん中に穴があったり、画面下方に紋章があったりします。このためパソコン版をプレ…