ゲームの理屈

ドラゴンクエスト1(3/終) ゲームの話

ドラゴンクエスト1(3/終)

前回は習作に近いドラクエ1だが、その中に強烈なオリジナル要素があり、それが死の概念の扱い方だという話を書いた。 ドラクエ1以前はRPGの死には2種類あり「死んだらキャラクタが消滅する(ウィザードリィなど)」と「死んだら最後のセーブまで巻き戻る」で「おお XX しんでしまうとは なさけない おまえに …
ドラゴンクエスト1(2) ゲームの話

ドラゴンクエスト1(2)

(1)でいきなり大チョンボ。スーパーハイドライドじゃなく、ハイドライドスペシャルっす。 ということで、パート2。 前回で書いたとおり、パソコンではRPGが中心にのし上がりつつあった時代、そして「なんとかファミコンでもRPGがプレイ可能だ」と認識された時代を背景として『ドラゴンクエスト1』はファミコン…
ドラゴンクエスト1(1) ゲームの話

ドラゴンクエスト1(1)

実は発表するあてもなく、ゲームについて書いている文章がたまっているので、それをブログにでもアップしていくかという試み。一時「XXなゲームライフ」って同人誌を作っていて、それの延長上みたいなもの。 調査が甘く、記憶に頼って書いているところがあるので、間違いなどがあるかも知れない。 もし、そういう間違い…
FFVIIIにあって今のゲームにないもの(下) ゲームの話

FFVIIIにあって今のゲームにないもの(下)

いきなり余談なのだけど、少しでもシド・フィールドを知ってもらいたいと思って書いたシナリオの教科書を、ものすごく良く読んでもらえてます。嬉しいです。 さて本編。 前編では「どうしてバイオハザードがシリーズが進むに従って怖くなくなったのか?」について、FFVIIIをプレイして、自分なりの答えが見出せた……
FFVIIIにあって今のゲームにないもの(上) ゲームの話

FFVIIIにあって今のゲームにないもの(上)

少し前の話になるが、アーカイブスでプレイ出来るようになったFFVIIIをダウンロードして、PSPでプレイしていた。 もちろんPS1の製品版は持っているが、さすがにPS3上でPS1や2のゲームをやると(ウチのPS3はPS2互換つき)、どうしようもない解像度の低さにガッカリな気持ちになる。もちろんスムー…
シナリオの教科書 ゲームの理屈

シナリオの教科書

このブログの横についている、アマゾンのアフィリエイトというヤツはまったくクリックされないといっていい(本当は数字を書いたほうがより面白いのだけど、アマゾンの規約で書くことができないのが残念だ)。結構メンテはしてても、まさに置いてあるだけといっていい代物なのだけど、その中で唯一売れていて、そしてもっと…
ゲームデザイン脳を読んだ ゲームの理屈

ゲームデザイン脳を読んだ

桝田さんがゲームデザイン脳 ―桝田省治の発想とワザ― (ThinkMap)という本を書いたというので読んだ。 「僕には懐かしく、普通の人には新鮮」な本だった。 内容をかいつまんで書くと、リンダキューブ・ネクストキング・俺の屍を越えていけなどの自分の作品を例に挙げながら、どのようにして作品の着想を得て…