冬コミの本の内容なんとか決まりやした

これから文章のブラッシュアップや見直しが入るから、もうふた手間ぐらいあるけれど、だいたい冬コミの本の内容が決まったので、以下、目次。
サブタイトルは「アドベンチャとRPG、その源流からJRPGとノベルの確立まで」とかなんかまるで学術書のようなサブタイトルに今のところはなってたりw
最初は完全に年代で並べて書いてたんだけど、あまりに見通しが悪いので、ジャンルや系列に分けて、並べなおした結果、下のようになってまする。

■1975-1981 すべての始まり
1970年代初頭
1975 アドベンチャの登場
1980 グラフィックアドベンチャの登場
1981 ウィザードリィ、そしてウルティマ

このパートは主にアメリカの歴史で、アドベンチャの登場前後のこと、さらにD&Dの登場やらウルティマ・ウィザードリィの登場とその意義についてってあたり。

■1982-現在 日本のアドベンチャの変遷
1982 日本オリジナルの登場
1984 選択メニューの登場
1988 アドベンチャの行き詰まり
1989 CDROMの登場
1992 サウンドノベル
1996 ビジュアルノベル
そして現在。GAMEではないもの

1982-現在までの日本のアドベンチャゲームの流れについて。

■1983-現在 アクションアドベンチャ
1983 キングスクエスト
1991 “Alone In The Dark”の登場
1996 バイオハザード
カメラアングルの消滅と停滞
ヘビーレイン

1983年に初登場したキングスクエストからバイオハザードを経て、Dead Spaceなどの持つ問題を指摘して、ヘビーレインにいたる流れ。

■1983-1986 日本RPGの夜明け
1983 史上初の日本のRPG?
1984 ブラックオニキスの登場
1986 ドラゴンクエスト1
ドラゴンクエストが決定付けたもの

1983年の日本でのRPGの夜明けから、ドラゴンクエスト1の登場まで。

■1987-1996 JRPGの確立 - ファイナルファンタジー1~7
ファイナルファンタジー登場前夜
1987 ファイナルファンタジー1
1991 ファイナルファンタジーIV
FFシリーズの変わったところ
FF7-JRPGの確立

JRPGを確立した、と僕が考えているファイナルファンタジー7までのFFの流れについて。
■そしてJRPGはアドベンチャと同じゴールに立っている
マトメ部。
また40pを超える本になっていて(;´ω`)、1コインはムリです、すません(;´ω`)
しかし、この本…部数どうしよう…ううう…

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3件のコメント

  • AGENT: KDDI-SH3H UP.Browser/6.2_7.2.7.1.K.5.183 (GUI) MMP/2.0
    やっと追いついた〜。
    こんなに面白いブログは初めてです。数々の貴重な、密度の濃い記事は他では読めません。
    岩崎さんはまさにゲーム界の生き字引と言える存在ですね。コンピュータゲームにこんなに詳しい人を他に知りません。

  • AGENT: Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; WOW64; rv:8.0) Gecko/20100101 Firefox/8.0
    生き字引かどうかはともかく、全くの偶然によってテレビゲームの歴史をほぼ完全に知っている立場に立っているのは間違いない本当かと。
    というのもテレビゲームが登場したのは1970年代半ばで、僕はちょうどこのとき10歳前後で、ちゃんと記憶があってかつ遊べる歳でした。
    そして、いろいろな偶然が重なって、今に至るまで約40年遊んでいるわけですw
    たまたまテレビゲームの歴史がうまく重なってくれて、しかも最初に遊んでから辞めておらず、かつプロになったという偶然が重なったわけで、ずいぶん都合がいい偶然だったなと思いますw

  • AGENT: Mozilla/5.0 (X11; Linux x86_64) AppleWebKit/535.1 (KHTML, like Gecko) Ubuntu/11.04 Chromium/14.0.835.202 Chrome/14.0.835.202 Safari/535.1
    DQでもFFでもないのですが…
    二ノ国(PS3版)は、DQ2,3あたりのプレイ感を残しつつ、モダンなFF的JRPG要素も上手く馴染んでおり、
    様々な視点(否定・肯定)で「JRPG」を批評する意見等々を、各所で目にすることが増えた昨今においては
    DQ・FF両者の真っ当で純粋な後継作・結節点として、割と重要な作品だと思いました。
    (良作だと思います。あまり話題にはなってないのが残念なのですが)
    ビジュアル、音楽等々も、スタジオジブリの話題性に目を奪われがちですが
    なんというか、話題性以上に上手くバランスが取れていて、ジブリ的なのは当然なのですが
    かつてのDQを彷彿とさせる表現になっており、いい意味でゲーム的で違和感が無いのが意外でした。
    岩崎さんの感想を聞きたい作品ですね。
    この年末にでも、お時間があればオススメです。

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