アドルの綴りのこと
イース通史ⅡでイースⅠの音楽モードに書かれていた(そして”MUSIC FROM YS”でも継承された)“ADORU”の綴りはひどいから、PCエンジン版では”ADOL”に直したという話を書いた(ついでに書くと、今までに何回か書いてる)けれど、なんとパソコン版でも1989年7月に”ADOL”に直していた、という話。
本当に言われるまで全く気が付いていなかったし、全く同時並行で同じ綴りにしたんだなとビックリしたのだけど、実は“Wanderers From Ys”で“ADOL”と表記されているのだ。
マジで言われるまで30年一度も気が付いておらず、言われてみれば「アーッ!」だったのだけど、タイトルの多重スクロールするデモ画面でAdolと表記されているのである。
そして“Wanderers From Ys”が完成したのは1989年3月ごろで、このデモは多分それより前に出来ていただろうと想像できる。
どうしてそう思うのかというと、このデモ、多重スクロールのテストのお手本みたいな画面だから。一番手前の柱でアドルが隠れ(それも柱の形に丸が入っているのでマスクとしては複雑)、4重スクロールで、その上にテキストを載せているのだから、本当に88SRでよくやったものだと思うレベルで複雑なのだけど、ともかく機能テストとしてとても優れたトコロなのは間違いない。だから最初にこのシーンができたのではないか…と思っているわけだ。
そう考えると、橋本さんと宮崎さんも“ADORU”はないわ! と思っていたのだなと思うのだ。
なお、カバー画像はCDの”MUSIC FROM YS”に入っていたライナーノートの最初のところのコピーなのだけど、書かれているSIDE AとかSIDE Bとか□の数字はLP用とか、全く意味がさっぱりわからない人がたくさんいるだろうなあと思うのである。
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