ゲームレジェンドお疲れ様でした

新刊はだいたい予定数なくなりました。
超マニアックな内容の本なのでどうかと思ってたんですが、ゲームレジェンドに来る人はマニアックだってことでw
あいざわひろしに「世にも奇妙なPCエンジン」よりマニアックで、今まで書いた本では一番キャッチーじゃないと断言されました。
今回の本はコミケに持っていく予定なので、コミケしか来れない人も大丈夫。でもなくなったらごめん。
あと既刊で見つかった『夢のスタートレック』は絶滅しました。もう手元に資料として少し残っているだけなので、絶版です。すんません。
これも変な本なんだけどなあ。
ところで、マニアックついでに余談を書いておくと、会場でタイトーの『ガンフロンティア』のプログラマ兼デザイナーでもある堀ちゃんと、ちょっと話をしていてアーケードのラスターについて教えてもらいました。
アーケードのラスターは80年代後半には「ラスター分のバッファを持っていて、そこにスクロールの値を書き込んでおくと、CPUの負荷ゼロでラスター処理される」のが普通だったとのこと。だから『ダライアス』の超有名なラスタースクロールもそうだったはずだって言ってました。
つまりアーケードではメガドライブ式が標準で、ゲームオンでメガドライブがセガのシステム16のデチューン版を目標にしていたといっていたのはラスター部分までそうだったんだなあと思いました。
で、堀ちゃんが入った時には、タイトーの基板も、全部ソレが普通で、彼はずっとアーケードの人なので家庭用ゲームマシンでの0爆弾(ファミコン)とかラスター割り込み(PCエンジン)とかHDMA(スーパーファミコン)とか聞いて、逆にヘーと思ったそうです。
ラスターを使った疑似3Dの革命を起こした『ポールポジション』もそうだったのかあなあと聞いたところ、ラスターはメーカーごとにかなり違いがあるところだから、わかんないなあというのが答えでした。少し残念。
悲しいことに僕はアーケードゲームに関わったことが移植を除いて(ほぼ)なかったので、アーケード基板の知識はほぼないんですよね。
夏コミの本は…まだなーんも考えてないんですが、ドラクエ30周年記念なことと、最近”Dungeons & Desktop”って、TRPGがどのようにしてコンピュータに移植されたのかってコトに関するすごくいい研究所を読んだこと、さらに初期RPGのプラトーの話とかあるんで、ドラゴンクエスト30周年記念で「RPGが日本にやってくるまで」みたいな本にしようかなあ…とかなんとなく考えてます。
まあ、全然違う本になるかもしれませんがw
あと、最後に電子書籍版について結構聞かれることが多いんですが、まず電子版を再販しない理由は欲しい人にはだいたい渡ったでしょ? と思っているからです。どうしても、という人が現れたらまた考えますけど。
それから、ほかの本についてなんですが、まあのんびり作業はしてるんですが「いまどきFF13の本読みたいヤツっているのかよ」とか、まあまとめるのが面倒くさいレビューの話とか、そんなんでさっぱり進んでません。
出すかどうかもわからんので、あんま期待しないでください。

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1件のコメント

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    電子書籍版の再販、熱烈希望です。
    立ち読み版を読んだ後、現在購入する事ができない事に絶望しました。
    これなら読まない方が良かった、先が気になると……。

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