ゲーム屋が海外で就職する方法(2)

前回、resumeとcover letterとportfolioを用意して、job募集に応募すれば、それで就職活動は始まると書いた。
つまり、海外での就職活動は

1)この会社に就職チャレンジするぜとサイトを見て決める。
2)jobサポートを見る。
3)そこにresume,cover letter,portfolioを送る。
4)人事担当がそれを見る。
5)興味があったらinterviewが行われる。
6)労働条件が決定(最初から決まっている場合もある)
7)contract>入社(contract=入社と考えていい)

と、こういう流れがあって、今、僕は6のところにいるので「まあオッケーかな」と書いたわけだ。


ところで一つだけ注意しておくのが海外の就職活動は良くも悪くも「コネ」にものすごく影響される。
それも日本のコネではなく、コネクション、文字通り人と人の繋がりだ。例えば今回の就職活動がその典型例で、いろいろあって会社辞めたとFacebookに書いたら、数年前に韓国で一緒に仕事したスタッフが僕を会社の上司に推薦してくれて、jobに送ってくれ…という話を始めたわけだ。
もちろん、それ以外のぶっつけ本番もありだけど、この話があるとないとでは突破できる確率は当然変わる。で、このコネクションを作るのに役に立つのがFacebookとlinkedin。海外で就職する気があるのなら、絶対にこの2つのSNSはやったほうがいい。特にlinkedinは仕事をする上ではとても役に立つ。
あと、僕のfacebookもしくはlinkedinは結構海外デベロッパーとリンクしているので、僕を踏み台にしたい日本のデベロッパーの方はぜひお使い下さい。
と、まあそんな話はともかく。ここでresumeなど書いたことがないだろう(当たり前だ)日本人の方のためにresumeの書き方…というか、僕は「これがいい」と思ったresume、今回の就職活動で使ったモノをモロに公開してみる。

ちなみにresumeやcover letterのテンプレートは海外ではいっぱいあって、特にマイクロソフトにはワードのファイルが山のようにあり、僕のこのresumeもそのテンプレートの加工品の一つだ。
さて、このテンプレートは世の中にある3つのresumeのスタイル、年代別(chronicle)、技能別(functionnal)、まぜこぜ(conmbination)のうち、最後のまぜこぜになっている。
というのも、僕らゲーム開発者は「自分が何を出来るのか?」について記述するcarrier summeryが最初にあるのが絶対にいい。
次に、今までの実績だと考えると”functional”とchronicleのまぜこぜのcombinationに自動的になるわけだ。
で、説明していくと
(1)は書いたとおり。どんな地位に応募したくて、いつから自分は仕事が出来るか。
(2)はキャリアのまとめ…というのは最初に書いているけど”have experience..”のところ。どんだけのゲームデザインや仕事に関わったのかって部分になる。
特技は Webだのsoftwareだののところ。使えるソフトだの言語だのを並べないといけない。ぶっちゃけ少しでも使えるなら(使ったことがあるなら)堂々と書いておけばいい。
(3)は今までの履歴、ということになる。これは前回も書いたけれど「最新の履歴から過去に向かって遡っていく」。黒塗りしてるところはNDAだったり非公開だったりするところ。
それでこれで読んでもらえて「こいつ雇ってもいいかも」となると、その次がinterviewになる。
というところで、めんどくなったので次回に続く(;´ω`)

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