25年ぶりぐらいに飛田さんや野沢さんと会った

元ハドソンの野沢さんが上京してくるという話になり、突如、飛田さんといった、当時のハドソンの人たちとの謎の飲み会が開催されることになった。
これは、まさにファミコンの初期~PCエンジンに関わった当の本人たちにイロイロ確認できるチャンスだったので、イロイロ聞いたところ『チャレンジャー』のラスタースクロールの話とか、実は『スターソルジャー』のサウンド周りに飛田さんが関わっていたとか、『スターソルジャー』のマスター寸前の話とか、どうしてCDROMの初代に『NO・RI・KO』があったのかとか、面白いことがたくさん聞けたのだけど、ここらへんはそのうち整理して書いていきたい。
で、まったくの偶然から独立したエピソードとして、なんとあの『ゴー山根』の話を聞けてしまったので、メモ代わりに残しておく次第である。


さて、この飲み会、飛田さんと野沢さんは以外にもハドソン関係の方が二人ほど来ていたのだけど、このうちのお一方、Yさんから驚くべき話を聞いた。
今までこのブログで名前を出したことが一度もない方なので、名前を出していいかどうか、微妙に決めかねるので、ここではYさんとしておきたい。
Yさんもゲーム業界20年以上の方なのだけど、飲み会の間、データウェスト創業メンバーの一人で僕の知り合いのFさんを知っていたりと、実に僕と妙な縁があることがわかってきたのだけど、その究極がこの話。
Yさん「私、ネクロスの要塞がデビューなんですけれどね」
僕「えっ!? ネクロスって、あのPCエンジンの?」
Yさん「ええ、私はまだ大学生のバイトだったんですが、あれがデビュー作なんですよ」
僕「マジか! 山根に会いましたか?
Yさん「もちろんですよ…といっても、山根さん、あまり会社こなくて、たまに来るとウワーっとドット直すって感じだったんですが…」
僕はそれを聞いて、山根の野郎は当時は複数の仕事を請けていたので、まあそうなるよなと思いながらも、半分ぐらいはヤツの寝坊&時間破たん癖だろうと思っていた。
「あいつ、あんとき、まりん描いてたでしょ?」
まりんとはPCエンジン版『ネクロスの要塞』のまあヒロイン的な位置づけのキャラクタで、下のようなグラフィックのキャラである。

他と全然タッチが違うので当時から有名だった。
「もちろんですよ。
『これってリリアに似てますよね?』
って突っ込まれて
『リリアを描いた本人が描いてるんだから仕方ないだろう!』
って返事してました」
僕、爆笑。
「リリアを描いた本人が描いているから仕方ないんだろう! ゴー!」だっただろうと僕は思ったのだけど、Yさん、残念ながら「ゴー」と言っていたかどうかは覚えていなかった。
ただ時期から考えると「ゴー」と言っていたと僕は想像するのである。

LinkedIn にシェア
Pocket