ゲーム史

イースⅠ・Ⅱ通史(20):米光さんのアレンジと出会う ゲーム史

イースⅠ・Ⅱ通史(20):米光さんのアレンジと出会う

とびとびになっているので簡単に書いておくと、これは作るチームの概要や『イースⅠ・Ⅱ』のタイトルが決まってから後の話になる。これの底本になっている…と言ってもいい、自分の書いた同人誌(およびブログ)と変化が比較的小さいところは、飛ばさせてもらうことにしている。ちなみに、原稿はこれより先の話まで進んでい…
イースⅠ・Ⅱ通史(19):PCエンジンCDROMの登場 ゲーム史

イースⅠ・Ⅱ通史(19):PCエンジンCDROMの登場

冬コミで出すつもりの第2巻はPCエンジン版の『イースⅠ・Ⅱ』をどのように、何を考えて制作したのか、それは結果的にはオリジナルスタッフの方向と合っていたのかの答え合わせなんかを、1巻書いた後、オリジナルスタッフが思い出したことなんかを補足しつつ書いていくのだけど、そのターゲットになっていたPCエンジン…
『ときメモ』を巡る25年前の風景 PCエンジン

『ときメモ』を巡る25年前の風景

PCエンジンminiで初めてときメモを遊ぶ人は「幼馴染の万能超人、藤崎詩織にふさわしくなるために自分を鍛えるゲーム」と信じてプレイして欲しいw元ツイート このツイートをしたとき、いろいろな反応をもらったが、どうしてこう書いたかというと、僕が初めてレビューしたとき、すなわち94年の4月ごろにコナミから…
イースⅠ・Ⅱ通史(番外):アドルの綴りのコト ゲーム史

イースⅠ・Ⅱ通史(番外):アドルの綴りのコト

例によって『イース通史』の調査をしていたとき、自分の記憶の中で引っかかったのがアドルの綴りだった。自分の記憶では以下の流れだった。 音楽モードの曲のタイトルを入力する余談だけど、音楽モードはそもそもはPSGやCDDAがちゃんと入っていて正しく鳴るかを確認するためのデバッグモードを殺さず、隠しコマンド…
イースⅠ・Ⅱ通史(番外):イースグローバルガイドブックの謎 ゲーム史

イースⅠ・Ⅱ通史(番外):イースグローバルガイドブックの謎

話は僕のあるツイートから始まる。 最初のツイート ”イースの世界設定は『I』・『II』で完全に完結することを前提に作られており、最終的に現実の歴史とリンクするようになっている”僕のツイート このデタラメには続きがあり「オリジナルスタッフはⅠ・Ⅱで終わらせるつもりで辞めた(Ⅲはつまり他が作ったことにな…
イースⅠ・Ⅱ通史(18):イースⅠ・Ⅱ始まる ゲーム史

イースⅠ・Ⅱ通史(18):イースⅠ・Ⅱ始まる

イースの移植の話が始まったのは、僕がハドソンでPC-8801(MkⅡ SR)版『イースⅡ』にハマっていたから。 1989年1月、デビュー作の『凄ノ王伝説』がデバッグに入っていてヒマになっていたのもあり、北海道ハドソン技術本部4Fの開発の隅にあった企画のエリアに入り浸って『イースⅡ』(88年発売)で遊…
イースⅠ・Ⅱ通史(17):イースⅢの開発と終了、そして一つの推測 ゲーム史

イースⅠ・Ⅱ通史(17):イースⅢの開発と終了、そして一つの推測

橋本さんはPC88でのスクロールに拘っていたのは、今まででわかるけれど、一つの到達点が『イースⅢ』の多重スクロールだ。 でも、どうしてそんなに多重スクロールにあこがれたのか? 80年代はアーケードがゲームの王様で、家庭用より遥かにパワフルだったけれど、大きな違いの一つが多重スクロールだった。82年ぐ…
1988年のPCエンジンCDROM ゲーム史

1988年のPCエンジンCDROM

とても楽しいハドソン系の飲み会があり、そこで預かってくれないか? と言われたのが、1988年9月に作られたNO・RI・KOのディスクだった。 ウラノリコと書かれているのは、画像データの大半が仮素材の代物だったからだ。 なお、当時のスタッフがPEというエディタで適当に描いたもの。NO・RI・KOはアル…
イースⅠ・Ⅱ通史(16):移植、イースⅢの準備 ゲーム史

イースⅠ・Ⅱ通史(16):移植、イースⅢの準備

先に書いておくけれど、しばらくダイジェスト気味に進行していく。というのもPCエンジンの話まで書いていると、冬コミまで時間がないのもあって、急いで書いていかないと間に合わないのだ。 あと、ここはもう『通史Ⅰ』で書いたところで、通史から文持ってきて直すにしても、同じことを2回書くのって結構ツライのですよ…