近況 at 2026.7.26

海外の仕事をドタバタとやりつつ、スタッフと「ねえ、このシナリオおかしくね?」とか突っ込んだりしてますw

というわけで、いつもの新刊の進行状況。

●コミケの新刊の進行状況。

■ハドソン伝説9
今、シャカリキになって書いてます。とりあえず書きやすい所から書こうって感じでやってます。
今まで一番充実した『パワーリーグ』の情報が載っているんですが、ちょっと悲しい内容になっていますw

■ハドソン伝説特別編:スターソルジャー40周年記念本。
なんとかほぼ完成しました。現在のページ数は54ページですけど、追加の情報が集まってきていて、60超えそうな感じ。
こうなっちゃうと頒布価格が難しいんですよね…印刷費も高くなってるし…w

■オマケ本
会場専用のオマケ本を例によって用意する予定なんですが、セットで3冊にしちゃっていいかな・・・? 別会計は売り子の負担が大きいのよ…w
内容は現在未定ですw

以下、いつものオマケ。
電撃王とか電撃PSにずっと書いていたコラムをあげていくシリーズ。
以前やってたんだけど、近況にたまにコッチも混ぜることにしたw

メモリカード(1995・5ごろ)

 今回はPSのメモリカードの話をしようと思うんだけど、まずハードの話から。
 PSのメモリカードはフラッシュメモリで作られている。
 フラッシュメモリは不揮発性メモリと呼ばれるタイプのメモリで簡単に言えば、バッテリでバックアップしなくても書き込み内容の消えないメモリ。でもそれだけに欠点もある。
 まず普通のメモリより遅くて、書き込み回数に制限がある。だいたいあんまり書いたら、書けなくなってしまうワケだね。
 で、その書き込み回数は例えばPSでは10万回の書き込み保証をしている。
 さて、寿命があるっていうことでちょっと不安になるかも知れないけれど、これに関しては実は心配する必要はほとんどない。例えばRPGで15分に一度、1時間に4回セーブするとしても、一日せいぜい100回ぐらい。その使い方をしても1000日持つ。つまり一日100回セーブを毎日繰り返したとしても、だいたい3年の寿命があるんだから、まあ気にする必要はないよね。(実際にはこんな使い方出来ないでしょう?)
 とまあ、ここまでがハードのチップに関する話。
 さて、PSのメモリカードには今までにない、面白い特徴が2つある。
 まず、最初の大きな特徴としては電源をつけたまま、差し替えが利くってこと。
 次に2枚挿せるってこと。
 この電源をつけたまま差し替えができるってことっての面白い使い方として、例えばいままでのマシンでは難しかった「RPG名場面集」なんてモノを作ることだって出来る。
 つまり「ここぞ」って場所の近くまで来たら「名場面カード」に差し替えてセーブしておけば「感動のシーン」ばっかり入ったカードを作ることができるってワケだね。
 他にも「別の場所にセーブしておきたい」って場合(例えばリッジの黒車と普通の車のセーブを変えておきたいなんて時)にも、カードを変えればOKだし、いいことが多いのだ。
 もっと言えば、一つのRPGを兄弟でプレイするときに、2つカードがあれば(PSの取り合いになるのは無視して)、セーブファイルを消しただとか、セーブする場所がないなんて問題もなくなる。
 例えば多人数でやるゲームで「次々とカードを入れ換えて、キャラクタのデータをロードする」なんてマネも出来る。(いままではこういうゲームってパスワードしか方法がなかったでしょ?)
 さらに2枚挿せるってことと、電源を入れたまま抜き差し出来るってのを組み合わせると「キャラクターを育てることの出来る対戦格闘ゲーム」ってのを作れば、友達の家にその育てたキャラを持ち込んで、その対戦成績なんかを両方のカードにセーブしておく‥なあんて真似も出来る。
 さらに発売が予定されているマルチタップに、ちゃんとカードのコネクタがついているなら、多人数のRPGで、みんなが一斉にデータを持ち込んでプレイする‥なんてマネまで出来ることになる。(スポーツゲームなら、本当のペナントレースをすることだって出来ることになる)
 と、ずいぶん今までのゲームマシンの「セーブ」の概念と様相の違うPSのセーブ方式なんだけど、これって実は「ビデオ」に似ているんだよね。
 ゲームを「番組」として見るとそれを「録画」するのが「メモリカード」なワケ。つまり、僕の見るところ、PSを作った人達は「メモリカードってのは、テープみたいな使い方をするものだ」と思っていたんじゃあなかろうか? このあたりはやっぱり家電(一般の電気製品)のメーカーの発想なのかな? なんて思うのだ。
 まあそれはともかく。
 今まで書いてきたように、メリットの沢山あるPSのメモリカードなんだけど、みなさん、セーブが遅いとか思ってないだろうか?
 ‥実は、これはPSのメモリカードの弱点で、普通のメモリのように簡単に高速にアクセスできないのだ。ありていに言えば、ちょっとしたセーブをするんでも、はっきりとコンピュータの処理が止まるのがわかるぐらい遅い。
 しかもいろんな都合で、このセーブするときってのはデータ的に危ないんで、正直言って、僕ももう少し速くなってくれるとありがたいなあと思う。
 でも、また反面、詳しいことを書くといろいろ面倒なんだけど、このあたりは「電源がつきっぱなしでも抜き差しできる」ってことと「価格」ってことの2つと密接に絡んでいて、いかんともしがたかったかなあ‥とも思うんだけどね。
 まあ、速いに越したことはないんだけど‥今まで書いてきたようなメリットを活かしたゲームを作ることが出来るメリットを考えれば、少々遅いのもあきらめがつくってところかな。

オマケのテキストをファンクラブ版にはつけているんで、興味があればどんぞ。

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いわさき
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