コミケにあるもの

まず新刊『ゼルダの伝説って、なぜRPGじゃないの』について、前書きから抜粋。
1970年代半ばにボードシミュレーションゲームから『ダンジョンズ&ドラゴンズ』で登場したRPGメカニクスが、ビデオゲーム、特にコンソール(据置機)以降のゲームを決定的に変える、いわば家庭用ゲームマシンでゲームを作る上では、ほとんど必須と言っても間違いがないほどの銀の弾丸…というか、シネ・クア・ノン(ラテン語で「必要不可欠」の意味。一度使ってみたかっただけで、別にこれといった意味はない)になった理由について説明した本だ。
なぜRPGメカニクスがそこまで普及したのかを説明するためには、そもそもコンピュータゲームの特徴ってなんなんだ? ってことから考えないといけないので、まずコンピュータゲームの定義をして、次にその特徴を考え、特徴から導き出せる問題点を並べ、そしてそれを解決するうえでRPGメカニクスが有効だった…という説明をするって構成になっている。
ついでに「なぜルールではなくメカニクスという言葉を使うのか?」なんてことも説明しているのだけど…そこのパートについては「ファミコンディスク版の『ゼルダの伝説』は、リリースされた1986年のころはRPGとして紹介されることが多かったのに、今ではアクションアドベンチャに分類されるのが普通になったのはなぜか?」について理屈で説明するという内容ってことになる。
ぶっちゃけサブタイトルについてはサラっと書いてる程度なので、表紙サギじゃないか! という意見もあるかもしれないが、まあ一貫してRPGの話をしてはいるので許してほしい。
と、こんな感じです。
既刊は
・Legend 2(ローアダムスがウルティマⅣで残した爪痕)
・Legend 3(PCエンジン版ダーウィン4078の数奇な運命)
・30年目の凄ノ王伝説
がありまする。
スペース番号は
■ 12/30 西”あ”39a
■ 12/31 東”M”42a
デス。あいざわひろしのエロ本の隣でそっと頒布してます。
スペースでお待ちしております。

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