同人のコト 29 3月 2020 コミケ98の中止と『イース通史Ⅲ』の頒布について 既報のとおり、コミケ98が中止になってしまいました。 頒布予定で、90%書き終わっていて、最後の詰めに向かっていた『イース通史Ⅲ』をどうしようかと思ったんですが、冬まで持っておくのもなんだし、夏にイベントあるかもわからないし、5月の真ん中ぐらいをメドに書店様先行で頒布することにしました。 書店さんは… 続きを読む
ゲーム史 26 2月 2020 イース通史(22):PCエンジン版イースⅢ開発開始 さて、僕が海外版を作り始めていた90年の初頭、ハドソンでは『イースⅢ』の移植が決まっていた。 当初の発売予定は1990年末。 開発は熊本のアルファシステムで始まり、並行して札幌ハドソンでグラフィックの開発が行われることになる。 開発メンバーは以下の通り。 役割 主要メンバー ゲーム 佐々木社長 高嶺… 続きを読む
ゲーム史 18 2月 2020 音ゲーが登場した瞬間 突然、ちょっとしたエピソードを残しておきたくなった。 「近代音ゲー」が登場した瞬間をいつかといえば、間違いなく『パラッパー・ザ・ラッパー(1996/PS1/SCE)』が登場した瞬間。あの時まで、音ゲーなんてジャンルは存在していなかった(ちなみに最初は「リズムゲー」と呼ばれていた)。 もちろんコンピュ… 続きを読む
ゲーム史 13 2月 2020 イース通史(番外):30年前の資料が出てきた ひょんなことから元スタッフから『イースⅠ・Ⅱ』を開発していたときの資料をもらったので、メモがてらも兼ねて、何点か公開しておきたい。 1989/9/28のタイトルデモの管理用の紙 『イースⅠ・Ⅱ』のタイトルデモ用の管理してる紙。イースビジュアルと書かれていることでわかる通り、当時、僕らはビジュアルとい… 続きを読む
ゲーム史 9 2月 2020 イース通史(番外):ビジュアルという単語 もともとは『イース通史Ⅲ』を書くために資料を見ていてフッと気になったことだった。 それは「オープニングビジュアル」。 当時のゲームマシンのデモは今でいうムービーではなく、リアルタイムレンダリングの方に近かったのだけど、まあもちろんそんな呼び方はされておらず、『イースⅠ・Ⅱ』を作っていたときは「ビジュ… 続きを読む
ゲーム史 31 1月 2020 映画のようなゲームが出来た日 1997年1月31日がFFⅦの発売日だったとニュースで読んだので『ドラクエとFFとToHeart』って、どう繋がりがあるのかタイトルからではさっぱりわからない同人誌から、FFⅦの一節を少しアレンジして掲載したい。 以下、本文。 FFⅦの最大の功績は何だったのかと言えば、3Dポリゴンを使用したコンピュ… 続きを読む
ゲーム史 22 1月 2020 イース通史(番外):衝撃のリリアを助けないプレイ ある日、アキバBEEPさんがこんなツイートをした。 元ツイート 読んだ瞬間、本当に「マジか!」と思うと同時に「これ、イースⅠ・Ⅱで処理してないだろ?」と思った。 なんせ自分の頭の中では1ミリも必須にした記憶がない。ゲゲゲと思って、30年前の自分だったらどうするか? と考えた。一番簡単なのはファクトに… 続きを読む
ゲーム史 3 1月 2020 イース通史(21):書き忘れたクイックセーブの話 あけましておめでとうございます。といっても、なーんも変わりませんが。 入れようと思っていて、忘れていたクイックセーブの話。通史Ⅲの補章に入れる予定。 PCエンジン版の『イースⅠ・Ⅱ』はどんちゃんがクリア出来る、というのを絶対の方針として作っていた。だから、やたらと細かく場合分けしてあちこちにヒントを… 続きを読む
同人のコト 26 12月 2019 コミケ97にあるもの 新刊情報 まず新刊。 本編目次オマケ本表紙オマケ本目次 『イース通史Ⅱ』と『イース通史Ⅱ おまけの章&山根の章』の2冊です。『イース通史Ⅱ』は90ページ、オマケ本は12ページの総計102ページです。あ、オマケ本の目次はちょっと中身が変わりましたが、まあ全然違うわけじゃないのでOKということで。おまけ… 続きを読む
同人のコト 7 12月 2019 イース通史Ⅱ、入稿しました ( ´Д`)=3 フゥ 『イース通史Ⅱ』を入稿しました。ページ数は90pで、前回出した目次と中身は変わりませんが、もう一度、目次出しておきます。 目次 中身としては1988年末のPCエンジンCDROM発売前後の話から始まって1989年12月にPCエンジン版『イースⅠ・Ⅱ』が発売されたところまでです。… 続きを読む