いわさき

値段と価値

値段と価値

イースの本の電子版を出すとき、値段を迷った。 物理的な装丁のない本にいくらの値段をつけるべきか、簡単に書けば「印刷費のない同人誌にいくらの値段をつけるべきなのか?」という話だ。 安くていいという考え方もあって、結構迷ったのだけど、実際の本をコミケまで来て購入してくれた人に絶対に失礼だと思って、同じ値…
電子書籍版、イースの同人誌を出しました 同人のコト

電子書籍版、イースの同人誌を出しました

通販(?)は終了しました。ご了承ください。 電子書籍版のイースの同人誌がなんとか完成しました。 電子書籍だろうとなんだろうと、僕にとっては同人誌です。ええ。 1989年にPCエンジンCDROM版のイースI・IIを作ったときの出来事を最初から最後まで書いた本です。2010年の冬コミで出した本に増補改訂…
ゲームを作る動機

ゲームを作る動機

Twitterでちょっと昨日ツイートしてたことなのだけど、僕は自分の内なるナニかだのとか、創造するだのとか、そんな高尚な動機があった試しは一度もない。 ゲームを作り始めた理由は「小松左京がやっていたスタートレックというゲームが途方もなく面白そうに見えた」からでしかない。 そしたら、ゲームを作るために…
天外II、発売20周年。思えば遠くに来た。 天外2開発記

天外II、発売20周年。思えば遠くに来た。

今日、twitterでフォロワーの方に言われて気がついたのだけど、天外ⅡのPCエンジン版が発売されて20周年だった。 つまり、20年前の今日、天外Ⅱは発売されたわけだ。 最悪でも今年の冬には製作メモをまとめあげて、天外Ⅱ本は出せるだろうと思っているので、20周年の記念すべき年に本を出せることになるな…
ゲームレビューについて(4) ゲームの話

ゲームレビューについて(4)

あと1回で終わるはずなのだけど、途中ながら、自分が読んだTwitterやはてブに出ていた感想などについて、ちょっと意見を加えていきたい。 ■ 減点法がなぜマズいのか? ■ ゲームに点数云々を除いて、減点法がなぜまずいのか? ファミ通のレビューなどで顕著な問題になっているけれど、どうしようもなく質の低…
ゲームレビューについて(3) ゲームの話

ゲームレビューについて(3)

続きを書く前に書いておきたいことがある。 よくレビュー批判をする人が公平性がだの客観性だの言うが、レビューに客観性などありえない。 自分がプレイした、どう思ったかを書くのだから、主観に決まっている。 客観性だの公平性だのをレビューに求める人は、根本から間違っている。そんなことを出来ると信じるほうがど…
ゲームレビューについて(2) ゲームの話

ゲームレビューについて(2)

ところですっかり書き忘れていたのだけど、隙がない作りが高得点になるのは減点がないからだ。 第1回で書いたとおり、ゲームのレビューは基本的に満点からの減点方式だ。だから、隙がないと減点がないから高得点になる、たったそれだけの話だ。つまり満点からの減点方式は欠点があっても長所も強烈なゲームよりも、ともか…
ゲームレビューについて(1) ゲームの話

ゲームレビューについて(1)

実は結構書いてから時間のたった文だったりする。 4gamerのダンガンロンパの記事を読んだとき、同人誌にちょろっとレビューに関する文を書いてから思っていたことが、一気に凝縮した感じで書き上げたのだけど、公開したからといって、別にだからどうしただよなあと思って放置してたのだけど、聞いてみたら、結構読み…
ハドソンがファミコンに参入するまで(補足)

ハドソンがファミコンに参入するまで(補足)

書き上げたあと、自分的にとても気に入っているのと、やっぱブログで書いたのは構成が気に入らない…連載みたいなもので、あとからあーこうしたらとか、こんな事実が! みたいなのがあって、4月の終わりにあるコミックイチで本にしちゃおうと思って、現在、構成を組み立てなおしながら、資料なども追加しつつ、書いている…
僕とBeepのちょっとした思い出 ゲーム史

僕とBeepのちょっとした思い出

今日(3/8)、鶴見六百、つまり清水芋吉からツイッターで伝えられて、思わず少しつぶやいたけど、やっぱこういうことはブログとかに書いておこうと思ったので、日記がてらに、Beepから始まった、歴史としては日本最古と言っていいゲーム専門誌が休刊するということで、ちょっと思い出話などを書いておきたい。 僕が…