いわさき

それは誰にとってのゲームなの? ゲームの理屈

それは誰にとってのゲームなの?

最近、ポロポロツイートしてたことをまとめておこうと思った。 ゲームに絶対に必要な物は何か? 多分、確実に絶対に必要な物がただ一つある。 それはプレイヤーだ。 プレイヤーのいないゲームは存在しない。 ゲームデザインを思いついた瞬間は、そのゲームのプレイヤーは自分なことがほとんどだ。 メカニクスや世界や…
ファミコン版FFⅡのアルテマはなぜ弱かったのか? ゲーム史

ファミコン版FFⅡのアルテマはなぜ弱かったのか?

Twitterでメモ書きした話をもう少しちゃんと残しておこうと思った。 ただの記憶でしかなく、細かいところに間違いがある可能性は十分にあるが、大枠は間違っていないはず。25年前(1989年の初頭だったはず)、僕は自分のデビュー作、さいきょーRPG『凄ノ王伝説』の宣伝で、マル勝ファミコンの座談会に出し…
F2Pの最初の3分間の後(1) ゲームの理屈

F2Pの最初の3分間の後(1)

なんてこったい。 気がついたら、前にブログを書いてから2週間も経っていた。 もうむちゃくちゃに忙しくて、朝の10時に会社に出て、次に気がついたら、たいてい6時とかで「え? もう一日終っちゃうの!? マジ!?」って感じで「我々はッ スタンド攻撃を受けているッ!」とか言いたくなるのだけど…それはともかく…
没入感と納得感 ゲームの理屈

没入感と納得感

もともと facebook のコメントで書いた話を、もうちょっとちゃんとしたテキストにして載せておく記事。 没入感(Immersion)とか世界観とか"Believability(ビリーバビリティ)"(日本語に訳すと<納得力>が近いと思ってる)って、海外ゲームのキーワードであると同時に一本の軸の上に…
F2Pの最初の3分間 PART 4 ゲームの理屈

F2Pの最初の3分間 PART 4

またまた思い切り時間が空いてしまったが、F2Pの主に最初の3分間の話。 って、調べたら8ヶ月も空いたシリーズだよw F2Pの最初の3分間 ■ PART 【1】 ■ PART 【2】 ■ PART 【3】 前回、日本のゲームのチュートリアルが詰め込みすぎで、破綻してるのではないか? という話で終わった…
夏コミ3日目にあるもの 同人のコト

夏コミ3日目にあるもの

夏コミ3日めにある本 ●FF10の本  今回の新刊です。  野島一成さんのRPGのシナリオの話を「ヘラクレスの栄光3」、「FF7」、「FF8」、「FF10」と辿って扱っている本です。  ブログベースですけど、かなり書きなおしてあるので、ブログよりは読みやすいし楽しめると思います。 ●ときめきメモリア…
コミケ86の新刊 同人のコト

コミケ86の新刊

何とか出来たっぽいので、ちゃっくりと出しておきます。 Colorful Pieces Of Game 10 僕の愛した野島シナリオ デス。 40ページです。 正直、時間全然なくてスゲーきつかったんですが、ブログ版から文章は手をかなり入れたので読みやすくなってると思います。 スペース番号は 1日目 東…
FF10の話(12) – FFX・その4。主人公が消えるだって!?(終) ゲームの話

FF10の話(12) – FFX・その4。主人公が消えるだって!?(終)

FF10の話を書くシリーズの第12回。これにて終了。多分、同人誌でいろいろ追加したいと思ってるんだけど、どんだけつけくわえたり、書きなおしたり出来るか…シリーズは以下。 いやー仕事の合間を縫って書くのは大変すぎる… ■ FF10の話(1) - それは1991年から始まった ■ FF10の話…
ゲームをデザインする、ということ

ゲームをデザインする、ということ

これは自分がうまく説明できなかったことを言語化する試みとして書いている。 ゲームをデザインするってのはどういうことなのか? もともとはゲームを作るときに必要な組織や人の話をしていたのだけど、そのとき、例に挙げた話がこんな感じだった。 例えばゲームを面白くデザインすることはできるけれど、ポカが多くて細…