ボスコニアン空耳アワー

話はこのくだらないツイートから始まる。
ところで『ボスコニアン』というゲームは、1981年にナムコからリリースされた全方位型のスクロールシューティングだ。
ビデオゲーム黎明期の作品なので、今では知らない人もたくさんいそうな気がするが、ナムコの黄金時代の輝く大傑作、どれほど賛辞を送っても、送り足りないことはない。
少なくともゲームを作ることを志す人間ならば「名前と内容ぐらいは知っていろ!」というゲームだかんね。
まあ、そんな話はともかく『ボスコニアン』は音声合成でわりとバリバリ喋るという点で有名なのだけど、当時のゲーセンにあった筐体のスピーカーはひどく、そしてもちろん当時の音声合成なのでもともとの質もツラくて「何をいってんのか、よくわからなくて、雰囲気だけ」ってのが事実だった…とは言っても、当時はゲームで音声が出るだけでシビれたもんなんだ。
で、その中に“Alert, Alert”というセリフがある。
でも、少なくとも当時の僕には「あぶなーい、あぶなーい」としか聞こえなかったって話を、なんてこともなく、あいざわひろしにしたら「私は『ハワーイ、ハワーイ』と聞こえたんだけど、なんでハワイなんだろと思ってたよ」と爆笑ネタをいただき、思わず、ツイートしたわけである。
そしたら、当時の音声合成空耳アワーが琴線に触れたらしく、いろいろな人から様々な反応が!
- あぶなーい、あぶなーい
- はわーい、はわーい
- あらーい、あらーい
- あっらーい、あっらーい
- あらーむ、あらーむ
- うわーい、うわーい
- あぅわーぃ、あぅわーぃ
- あらーいぶ、あらーいぶ
実に様々な説が登場し、しかも妙になんとなく似た傾向はあるけれど、やっぱりみんな”Alert”には聞こえておらず、もう爆笑していたら、そこになんとオリジナルのボスコニアンの企画者、神様、佐藤誠市様が降臨し、以下のツイート。
「だ、誰がしゃべったんだ?」と思ったら、これにさらにタイニーPさんが佐藤さんのツイートを追加してくれた。
あまりに面白い話になってしまい、ツイッターで流れてしまうにはもったいない。
世の中、こんなくだらないことでも面白い記事になるものだと書いていたら、このネタになんと古代祐三さんがリプを!w
こ、古代さん…けもフレネタは…w
なお、古代さんは電波新聞社から発売された『ボスコニアン』のX68K版に超カッコイイ曲を提供されているのである。マジでかっこいいので、聞いたことない人は一度は聞いたほうがいいぞよ。
ところで。
『ボスコニアン』の空耳アワーは「すぱいせん、すぱいせん」とか、もうバリエーションがたくさんあるだろうというものが、まだまだあるのだけど…それは他の方にお任せしたいと思うのである。