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山根「ともお」はなぜ『ともお』だったのか?
なんと『ゲームレジェンド』で新刊は完売してしまいましたが、コミケぶんは最初から印刷しているので大丈夫です。
ただ思ったより部数は減っちゃったので、なくなったらすんませんである。

と、余談はさておいて本題、
先日あった『ゲームレジェンド』にfacebookで山根の野郎がザナドゥの本の対談にでたんで遊びに来ると書いていたので「待ってるよ」と返事したのだけど、あの出不精が来るわけ無いだろうと思っていたら、なんと『ゲームレジェンド』に現れた。

いつもどおりのひょうひょうとした雰囲気で、印象は25年前となにも変わらないなと思ったのだけど、それはともかくとして、そのとき会場で、たまたまPCエンジン版の『イースⅠ・Ⅱ』にサインをしてくれと頼んできた参加者がいて、それがらみで、たまたま知りたかったことを、山根自らしゃべってくれたのでメモに残しておく次第である。

まず、山根ともおは日本のパソコン/コンソールのゲーム史の中でアーティストとしてはかなり重要な存在だ。
だいたい関わったタイトルがとんでもない。

●ザナドゥ
●ザナドゥ シナリオ2
●ロマンシア(PC)
●イース
●イースⅡ
●スタートレーダー
・ネクロスの要塞(PCエンジン)
●ソーサリアン
●エメラルドドラゴン(PC)
●イースⅠ・Ⅱ(PCエンジン)
●イースⅢ(PCエンジン)
・ヴァトルギウス(GB)
●天外魔境Ⅱ(PCエンジン)
●エメラルドドラゴン(PCエンジン)
・聖夜物語(PCエンジン)
・ネクストキング(PS1)
・天外魔境 第四の黙示録(セガサターン)

※ いろいろな人から作品リストにしろと文句を言われたので、知っている限りの作品を並べた。重要と思う作品は●、普通の作品は・

歴史的にも重要・軽いの取り混ぜて、こんだけのタイトルが並び、しかも今で言うアートディレクターの仕事をしているか、それともメインのアーティストとして関わっている場合が圧倒的に多いのだから、重要と言わずしてどうするって感じだ。加えて書くなら、当然、現場にいるわけで、実に貴重な時代の証言者のはずなのだが、記憶力のなさと記憶のいい加減さが残念だw

で、知りたかったことはなんなのか?
それは「なぜ、山根は『山根ともお』というペンネームを使っていたのか?」ということだ。

電波新聞社に掲載されている初期の記事では山根は山根朝郎で載っていて、のちに『ともお』になるのだけど、なぜ『朝郎』から『ともお』になったのか、全く不明だった(いただいた情報によるとファルコムの通販にも山根『朝郎』で掲載されていたとのこと)。
このあと『イースⅠ・Ⅱ』および『イースⅢ』では天城秀行ってペンネームを使っているが、これは当時、山根はファルコムを辞めた直後で、正直、名前が出てくるのはいただけないってことがわかっていたので、僕が作ったペンネームなのは『イースⅠ・Ⅱ』の記事で書いた。以下は抄録。

また、天城秀行の名前は僕が考えた(笑)
最初は適当な名前つけたら(覚えていない)「もっとかっこいい名前つけてくださいよ、ゴー」とか言いやがったので、ウルトラセブンのアマギと当時流行していた菊池秀行先生の下を合体して作った名前だ。
そしたら今度は「カッコよすぎませんかね?」とか言いやがったので「ウルセイ」と言った記憶がある。

『天外Ⅱ』以降は、そろそろいいだろってことで、山根は天城秀行のペンネームではなく山根『ともお』に戻るのだけど、問題なのは『朝郎』ってのはなんだったんだ? ということだった。
それでゲームレジェンドの当日、たまたま山根が来ていたところに26年前の『イースⅠ・Ⅱ』を持ってきた人がいて、野郎をとっ捕まえてサインをさせたら、なんと本人がなぜ『朝郎』でなく『ともお』にしたのかをしゃべりだしたのだ。
以下、山根の口ぶりをなんとなく再現してみると…

「これ、ひらがなでペンネームなんすけどね、本名も『ともお』って読むんですよ」
『朝郎』と書いて『ともお』なんすけどね、これが誰もそう読まないんすよ。まあ読めないっすよね。挙句の果てにみんな『ちょうろう』だのふざけた名前で呼びやがるから、そう読めないように『ともお』ってひらがなにしたんすよ」

山根の記憶は極めていい加減だけど、いくらなんでもこのエピソードには間違いはあるまい。
というわけで、これが「なぜ山根『朝郎』は『ともお』だったのか?」である。

なお「ゴー」についてだが、本人の主張によると「失敬な! 俺は『ゴー』なんて言っていなかった」ということなのだけど、飲み会で、全員から突っ込まれていたので、忘れているだけだと思われる。
なお『イースⅠ・Ⅱ』の時代は「ゴー」⇒「無礼な」⇒「失敬な」が、山根のよく使う口癖の順だったが、天外Ⅱの開発の途中から「ゴー」は使わなくなって、「無礼な」と「失敬な」が中心になった。
そして25年経っても、このどっちも使っていたので、やはり山根のヤツは変わらないと思った。
|| 19:09 | comments (1) | trackback (0) | ||

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コメント
小中学生の頃、パソコンゲームに憧れて
図書館に置いてあったパソコン雑誌に掲載されていた
ザナドゥやイースなどのドット絵を毎日飽きもせず見ていました。大人になってからはザナドゥもイースも
クリアしておりますが、あのグラフィックには
今でも感動を覚えます。山根さんが元気そうでなによりです。
| Mar | EMAIL | URL | 15/06/30 05:06 | 7UXfIdL6 |
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