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ゲームの乳揺れの歴史、あるいは百田が最初だったのか?w
一つ前の記事で百田が「もしかするとゲームで乳揺れした史上初ではないか」と書いたけれど、そのあといろいろ調べて、『イースⅠ・Ⅱ』で百田が作ったリリアの乳揺れは、ゲームでいわゆる乳揺れをさせた最初である可能性が極めて高いという結論に達したので、ちょっと調べた結果のメモを残しておきたい。

まず、百田が「乳揺れは実は『トップをねらえ』を参考にした」というので、びっくりして調べたら確かに『トップをねらえ』は1988で、参考に出来たということはわかった。

では『トップをねらえ』以前に「アニメやゲーム、特にアニメで乳揺れという表現はあったのか?」というのが次の質問になる。

『トップをねらえ』の乳揺れに話を限るなら、そのオリジナルは、製作スタッフが大きく重なる『DAICON IV(1983)』アニメに行きつく。
それが何かを参考にしたのかはわからない。
ではそれ以前に、乳揺れはあったのか? と質問をすると、もちろんオッパイってのは現実に揺れるものなので、乳揺れの表現自体は1940年代のアメリカのアニメにでもさかのぼることができるが、疑いもなく一般的な表現ではなかった。
だからアニメでオッパイは揺れないものだったし、ゲームでもオッパイは揺れないものだった。
そして何より重要なのは『トップをねらえ』以降、日本のアニメでは乳揺れという表現は急速に一般化する。
つまり88年は分水嶺で、コト乳揺れに関しては『トップ以前』と『トップ以後』にわけられる、というのが僕の得た結論だ。
ここらへんは論文になりそうなぐらい沢山のデータが出てくるのだけど、そういうのは斯界の研究者に任せたい



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リリアの乳揺れのこと
約30年前に『イースⅠ・Ⅱ』を作ったとき、ハドソンのアートのバイトとして、チームに百田という男がいた。
彼は主にビジュアルの絵を 山根に言われて一生懸命、ドット打ったり、アニメ作ったり、キャラ詰めたりしていた。

その彼と数年前からfacebookで繋がっていたのだけど、なんと今日誕生日だというので思い出したのが「リリアの乳揺れ」のことだった。

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|| 20:57 | comments (0) | trackback (0) | ||

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『萌え』の登場についての覚書
「萌え」に最初からエロが含まれていたとかなんとか、よくわからない話が流れているらしく、自分が覚えていることをメモとして残しておきたいと思った。

ところで、これはあくまで94年ごろ、NiftyServe、PC-VAN、東京BBS他をウロウロしていた人間の記憶でしかなく、かつ別に他の資料やログをちゃんと参照したものでもない。
だいたい当時生息していた東Bとかニフのchatのログがあるわけもない。
ただ「自分の記憶としてはこうである」、そして、他の人間と記憶を校正すると、まあまあ大間違いではなさそうだという記録として残しておきたい。

「萌え」という言葉がいつ頃登場したのかというと、これは自分の記憶では、ほぼ間違いなく1994年のPCエンジン版『ときめきメモリアル』の前後だ。
当時、隆盛を誇っていたniftyのRT(チャット)で、最初のうちは「XXちゃん燃え燃えだあ!」って言ってたヤツ(なんとなくYMG君あたりだった気がするが、これは全く自信はない)が、ある日「XXちゃん萌え萌えだあ!」と言ったのが、自分が記憶している一番最初の「萌え」だ。
これが最初なのかどうかは知らないが、少なくともこれより前には「萌え」という表現を聞かず、これより後には聞くようになったのだから、このあたりが一般化する寸前であったのは間違いない。
だから萌えという言葉は、94年から始まるギャルゲーの隆盛とパソコン通信で一般化したのはほぼ間違いないというのが自分の認識だ。

次に当時の「萌え」という表現は、どんなことを意味していたのか?
「自分がグっときて、心を掴まれるようなキャラ(ギャルゲーだったので女の子)に対する感情」を萌えと表現したと思っている。
だからゲームの中に含まれているそのキャラのイベント(ストーリー)や、キャラのセリフまで含めての総体で「萌える」と表現するもので、外見だけはなかった。
外見での「萌え」が出てきたのは、1995年にPS版の『ときめきメモリアル』が発売されたとき、PCエンジンからの移植なのでイベントもなにも全部バレてしまっているので、当時のキャラ人気を逆用して、僕がカタログ方式と表現する「女の子をズラっと並べておいて、プレイヤーは誰がお気に入りだい?」って方式のマーケが大成功して、以降のギャルゲーが踏襲するようになってからだ。

では次に「エロと萌えは関係があったのか?」
上で書いたとおりでエロであろうとなかろうと「萌え」というものはあったのだからエロゲーであろうと「萌え」は存在した。
ただし、当時のエロゲーで「萌える」というところまで来ているゲームは、エルフの『同級生』および『同級生2』ぐらいというところだったと思う。
これはノベルゲーム系の登場前夜(リーフの『雫』・『痕』は1996年)で、グラフィックの質であったり、シナリオの質であったりがまだ微妙な時代だったからだろうと思う。
だから「萌え」の初期はPS版『ときめきメモリアル』で爆発したギャルゲーブームを背景にコンソールで最初は広がった言葉で、結果としてエロの要素は薄かった、ということだろうと思っている。

と、まあ思い出話でしかないが、少なくとも当時のパソコン通信をやり、ライターをやり、ゲームの作り手をやっていた人間には「萌え」というのは、こんな風に登場したものだったのだ。

|| 20:18 | comments (0) | trackback (0) | ||

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