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adsenseを止めたわけ
1年半ぐらい前、一度adsenseを入れたのだけど、1ヶ月ほどで止めた理由。

止めた理由は2つある。
その1が、やっぱり広告はデザインを壊すってこと。
自分のデザインが美しいとは思わないけれど、広告が入ると「エー」な気はする。しかもクリックされるとお金が入るのだから、面白くていろいろやってしまった。これじゃ本末転倒だ。

次の理由は、これがメインなのだけど、サイトの運営費のアテ程度になればいいと思って配置したadsenseだったが、実は結構クリックされていた。不思議に思うほどクリックされていて「これ、ケッコー小遣いになるじゃん!」とビックリしていたわけだ。
そしたら、googleから不正の可能性があると警告されて「え?」
いろいろ考えて得られた結論は「(多分1人の)ファンの人がクリックしてくれたのではなかろうか?」ということだった。自分の知っているクリック率からすると、結構なクリック率が出てて不思議に思っていたのだけど、熱心な読者の方が投げ銭感覚でクリックしてくれていたのだとすると、納得は行く(少し追記しておく。これはあくまで僕の想像でしかない。何か違う理由であった可能性もある)。

これが止めようと思った決定的な理由になった。

なぜならgoogleの主張は、少なくとも僕のサイトには合っていない。
今、僕が書いた想像は外れていないと思うのだけど、この想像が正しいとするなら、投げ銭感覚でクリックするのはgoogleの言う「不正行為」に当たることになる。
確かにgoogle側からしたら不正行為なのだろう。興味があるのかないのかわからない広告をクリックしているのだから。

だが、ならばサイトに置かれているadsense広告とはなんなのだろう?
adsenseは、サイトに表示されているが、作者に貢献しようと読者がクリックするのは不正で、またもちろん作者がクリックするように誘導するのも不正に当たると利用規則に明記されている。
つまりサイトの中にあるクセに、意図的にクリックしてもらっては困る物、それがadsenseだ。

もちろん、これはgoogleにとっては「自分達の広告は、広告に興味がある人だけがクリックしています」(=公正で効果的=高いんですよ)って事実がとんでもなく大事だ、ということを示しているわけだ。
だけど問題なのは、この事実を言い換えると、googleにとってはサイトの中身は「ページを見に来るユーザーに適した広告を出すためのデータ」でしかないということだ。
(もちろん、彼らの糧の得方を考えれば、これは当たり前だ)。

そしてサイトの中身はユーザーの好みを推し量り、適した広告を出すためのデータでしかなく、googleに取って後生大事なのは、ともかく意図的なクリックはないことを前提とすると、とんでもない事がいろいろ論理的に導き出される。

例えば、真っ白のページにひたすら広告だけが並ぶページも、僕のページもgoogleに取っては等価値だ。
いやそれどころか、熱心な読者がいて投げ銭感覚でクリックしてくれた僕のページはむしろgoogleに取っては不正なぺージになりえる、なんとも気持ちの悪い結論が出る。
さらに書くと、仮に僕のページを丸コピーしたblogを作る。そしてそれにadsenseを載せたとする。
すると、熱心な読者が投げ銭感覚でクリックしてくれた僕のページは不正なページなのに、丸コピーしたblogは正しいページって、どう考えたってムチャだろうって結論が出てくる。

もちろんこれはgoogleの立場ではなく、僕の立場から見た話だが、この思考から、僕は、adsenseは少なくとも自分のサイトにおいていてはいけない、と思った。
なぜならだgoogleにとってはサイトの中身などどうでもいい。サイトの中身は見にくる人がどこからアクセスしている、どんな人で、どんな広告を出せばクリックしてくれるのかを推し量るためのデータでしかない。
だから、仮にadsenseで「安全確実に」お金を儲けたいと思ったら、なんでもいいから適当にサイトを立ち上げ、ひたすらadsenseが並んでいるサイトを何十個も立ち上げて、クリックしてくれるのを待つほうがいいことになる。

そして実はこれが普通のテクニックだったりする。驚くべきコトに一人で100個とかブログを持ち、それにひたすら広告を並べるのが普通のテクニックなのだ。
またgoogleの主張する正当性はご立派だけど、もちろんサイトを作っている人間にとっては金になるのだからクリックして欲しい。
だからadsenseで検索すると、adsenseを押させるための様々な、たとえばボタンの真横にadsenseをおいて間違って押させるような、姑息なテクニックが大量にあり、それが正当なやり方の一つになっている。

つまり、内容に価値を見出さないadsenseを自分のサイトに置くことは、自分のサイトのコンテンツを否定しているって結論に達したので外そうと思ったわけだ。

そして最後に一番寒い話を書く。
上記の結論からわかると思うが、adsenseはともかくPVをかき集めるのがもっともいい。
当たり前だけど、たくさん人が来れば間違ってクリックする人もいるし(基本間違ってクリックしても金は入る)、普通にクリックする人だっている。いわばPV至上主義だ。
そして、これは普通に考えれば更新頻度の高いニュースサイト系が圧倒的に有利なシステムで、個人が置いてもそんなに嬉しくない、という話になる。

しかし逆に書くなら、仮に個人レベルでも大量更新しながら大量のadsenseを載せるサイトを作れれば、ニュースサイト並に効率良くPVを稼げて、お金が儲かるって話になる。
つまり、個人でも集められるネタの山があり、集めてきても文句を言わないところから、集めたネタで延々更新するサイトを作れば、adsenseは多分とても儲かるものになる。
そんだけのネタがない? いや、実はある。個人でも集められるネタの山がある。
このサイトの構造、どこかで聞いたことがないかな?
2ちゃんねるのまとめサイトである。

そんなわけで、僕はadsenseを止めたのだ。
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