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ゲーム屋が海外で就職する方法(1)
故あって、勤めていた会社を辞めてしまった。

この辞めた経緯が、本人は心底腹が立つのだけど、端から見るとものすごく面白い話なので、そのうち顛末を(NDAに触れないように)このブログにでも書きたいのだけど、それはともかく「辞める」といったら、結構大手めの海外スタジオから声をかけてもらったので、ちょっと就職活動していた。

今のところは出来れば日本で仕事をしたいと思っているのだけど、別に海外でもいい…というか、海外スタジオで少なくとも「あとはcontractするだけ(よほどのとんでもないことがなければ通った状態)」ってところまで来たので、もしかしたら9月の半ばぐらいにはまた韓国暮らしになる可能性が十分にあったりなかったり。

それで、ちょうど就職活動をしたのと、僕は海外で仕事出来る人は仕事をするべきだと思っているので、
海外でリアルに就職するとき──

どこに応募するのか?
応募するとき何が必要か?
応募したら、どういう風に話は進むのか?

──について自分の覚え書きも兼ねて書いておきたい。

まず、応募したい会社に空きポジション(地位)があるかの確認。もちろんwebを使う。
東南アジアでは結構いいポジションに空きがあるので、狙う価値はある。応募する場所は簡単で、だいたいどんな会社でも"find job in our company"とかそんな感じで常時人を集めているので、そこを探してメールすればいい。ちなみに「新卒」とかいう世界で日本にしかないバカくさい物はないし、ポジションは常時取り合いだから、空きがあったら速攻応募するのがお勧め。

注意として日本支社があっても日本支社はデベロッパーにはお勧めしない。
応募するなら韓国・香港・上海・シンガポール・マレーシア・台湾の5つのどこかにすることを強くお勧めしておく。なぜなら海外スタジオは一部を除いて、日本にまともな開発スタジオがない。だから日本支社に勤める=ローカライズの仕事程度の可能性が高いので翻訳者でもない限りはキャリアにプラスになる可能性が低い。そしてキャリアを積めないと、数年で転職して給料上げまくりのポジティブループが回らないから、日本での仕事はお勧め出来ないわけだ。
狙い所はシンガポール・マレーシア・韓国の3つ(中国は色々な面倒が多いので出来れば回避したい。狙うとしたら香港が一番いい)。出来れば"East South Asia Head Quarter"のある国が望ましいけれど、なくても、日本以外なら、だいたいゲームを作れるスタジオがあるので、お好みで応募すればいいだろう。

ところで僕の場合、応募に至った流れを簡単に説明すると、海外スタジオで仕事をしている知り合いがいて、そいつが僕が辞めたと聞いて上司に推薦してくれて「就職活動してくれる?」とコンタクトが来て正式な就職活動をしたって流れだ。
応募した Position は Lead Game Designer / Creative Director を兼ねたところ。給料は結構いい。もちろん推薦してくれたからって通る保証はなかったので冷や汗だったのだけど、少なくとも悪い結果ではないようだ。

もちろん英語は出来た方がいい…というか、全くしゃべれないとさすがに厳しい。
でも週刊誌だのあちこちにある"TOEIC"何点以下はダメとか、そういうことは全然ない。そんなのはただの強迫観念で、中学生の英語が出来て、英語のマニュアルが辞書をチャラチャラ引きながら読めるレベルなら、慣れればまるで問題なく仕事は出来る。ヒアリングは最初はきっついだろうけれど、数ヶ月もしないで余裕で聞けるようになる。
TOEICのスコアはもちろんあるに越したことはないし、就職の上では便利だけど、少々グチャグチャの英語だろうが、辞書を引こうが"Engish is my secondary language"だ。わかんなかったら"sorry, I can't understand that phrase, please speak more slowly"とか言ってしゃべれる人間の方が遥かに役に立つ。non nativeなのだからヘタなのは当たり前。聞き返すことは恥じゃない…というか、聞き返さない方がよほど恥ずかしい。

さて海外で就職活動をするときに必要なものは、大ざっぱには以下の3つ。

■resume
経歴書。日本と違ってフォーマットがないので、ちょっと難しい。大きく分けて3種類ぐらいのスタイルがある。
日本と一番違うことの一つとして最新の職歴を最初に書き、学歴は特筆することや自分の経歴に関係がないなら書かなくても構わない(実際、僕は今回の会社では学歴を書いていない)。また原則非公開なのでNDAが関係するプロジェクトも直接書いてもまず大丈夫。
次のポストで黒塗りでもして公開しようと思っている。

■cover letter
cover letterはresumeに添える手紙で人事部に「俺さあ、お前の会社に興味あんだよね。俺を取るとオトクよ?」ってのを丁寧に言う手紙。

■portfolio
今までしてきた自分の仕事を集めたリスト。pdfにしてスクリーンショットやビデオを入れると効果的。Portfolioは本当にフォーマットがが全くないのだけど、パワーポイントとかKeynoteとかプレゼンテーションツールで作っておくのが望ましい。
経歴書と同じで基本、公開されない物なのでNDA物も出せる…というか、入れるべき。

これらを応募するところに提出すると、就職活動が始まる。手書きのアホくさい学歴が頭にある履歴書とか書かなくていいし、pdfたたき込めるから、日本の就職より遥かに簡単。あとpdfと一緒に作ったオリジナルデータを添付したほうがいい。Open OfficeだろうがMicrosoft Officeだろうがいいけれど世界的には抜群に多いのはもちろんMicrosoft Office。

と、必要な物が分かったところで就職活動の流れを簡単に説明。

1)上記書類を揃えて応募する
2)担当が読み、interviewする価値があると考えたらinterviewが行われる。
3)ここでうまく行くと基本合意。場合によってはinteviewは複数回になる。
4)契約条件をinterviewで煮詰める。
5)契約=就職

と、こんなプロセスで進む。

このプロセスのあらゆるところで貫かなければいけない大原則は「謙遜なんて絶対にするな。自分の仕事はプライドを持って書け。ちょっとでもある特技は全部書け! 全部言え!」
というのも、日本人は謙遜とか察してくれってのがいいことになっているけれど、これをやると面接(interview)で最悪の結果を生み出すので、絶対にしてはいけない。目一杯自分を宣伝しないとダメ。
なぜなら海外で就職活動する他の国の人間は自分の能力を目一杯に宣伝する。当たり前だ。自分を売り込んでいるんだから。場合によってはありもしない能力だって宣伝してくる(だからinterviewは能力があるかないかを相手が確認する場でもある)。その状況下で「いやー私なんてまだまだですよ」なんて言ったら無能と判断されて終了してしまう。だから絶対に謙遜してはいけない。

だから cover letterでは「お前の会社のjob listを見て応募したけれど、俺はお前の所の希望に完璧に一致しているし、俺は史上最高のスーパー野郎だから取らなきゃ損だぜ」って内容を遠回しに書くし、resumeは出来るだけ自分のやったことがスゴく見えるように書かなくちゃいけないし、potfolioは自分が関わったところは目一杯ちゃんと書く。

嘘を書くのはマズいけれど、ギリギリ見栄を張るのは当たり前。
就職活動とは「いかに自分を売り込むか?」だと明白に意識することだ。

というところで、具体的なresumeの書き方なんかは次に続く。
|| 19:08 | comments (0) | trackback (0) | ||

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