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1990年7月 - 浅草REDにて
1990年7月。夜7時。
当時、浅草にあったREDの4F。
僕は天外2の初めての打ち合わせに臨んでいた。
広井さんが手がけてきたビックリマンやらネクロスやらがそこらじゅうに転がっている中に応接セットがあり、その横にレーザーディスク(まだDVDはないよ)と、馬鹿でかいテレビ(当時としてはとても大きな多分32インチぐらいあるテレビだった)が置かれている打ち合わせスペースで、広井王子さんが、今でもトレードマークのサングラスをかけて、熱弁をふるっていた。
「今度の天外は、舞台は九州・四国を除いた、本州の西半分!」
「主人公は火の一族。三日月丸、少年剣士。敵は根の一族!」
「城の一つ一つが全部違ってさ、海に沈んでたり、山に隠れてたり、空とんだりする城があってさ…必殺剣でバンバンやっつける少年剣士の話がいいわけよ!」
と一通り、天外2の枠について、広井さんは10分ほども喋るとー
「まあ、そんな感じでさ、ゲームは桝田君に任せるから!」
といって、広井さんはでかくて黒い安楽椅子に座り込んだ。

天外2で広井さんが最初に言った三題噺は、桝田さんが面白おかしくPCエンジン版のマニュアルに書いていたけれど、本当に本当の話だった。広井さんが最初に決めた枠は、まさに「舞台は西日本、敵は根の一族で、少年剣士がバリエーション豊かな城で、必殺剣で敵をバンバン倒す」というものだった。



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|| 20:03 | comments (8) | trackback (0) | △ ||

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