ゲーム史 7 10月 2019 イースⅠ・Ⅱ通史(17):イースⅢの開発と終了、そして一つの推測 橋本さんはPC88でのスクロールに拘っていたのは、今まででわかるけれど、一つの到達点が『イースⅢ』の多重スクロールだ。 でも、どうしてそんなに多重スクロールにあこがれたのか? 80年代はアーケードがゲームの王様で、家庭用より遥かにパワフルだったけれど、大きな違いの一つが多重スクロールだった。82年ぐ… 続きを読む
ゲーム史 19 9月 2019 イースⅠ・Ⅱ通史(16):移植、イースⅢの準備 先に書いておくけれど、しばらくダイジェスト気味に進行していく。というのもPCエンジンの話まで書いていると、冬コミまで時間がないのもあって、急いで書いていかないと間に合わないのだ。 あと、ここはもう『通史Ⅰ』で書いたところで、通史から文持ってきて直すにしても、同じことを2回書くのって結構ツライのですよ… 続きを読む
同人のコト 24 8月 2019 イース通史Ⅰ、再販します… ええと、嘘だろオイという感じなんですが、冬コミまであるつもりだった在庫が本当に全くなくなってしまいまして、オークションとかで売られるのもイヤなので再販します。 再販の時、いくつか致命的な( ゚∀゚)・∵. グハッ!! な、誤植を修正します。特に自分的に絶対に直すと決めているのは…MSX2版のイース… 続きを読む
同人のコト 14 8月 2019 夏コミお疲れさまでした&委託のこと 4日コミケはめっちゃダメージがあって、もう絶対に夏は南館に配置するか、それとも東も西も南と同じだけエアコンをパワーアップしてくれと思ってしまいましたでゲスよw と言いつつ、沢山の人に来ていただき、ものすごく『イース通史Ⅰ』はなくなりました。実は正直、予想よりたくさんなくなってしまって、これから先の9… 続きを読む
ゲーム史 29 6月 2019 イースⅠ・Ⅱ通史(15):そしてイースⅡは完成した これはPCエンジン版イースⅠ・Ⅱの30周年を記念して、PC88版からイースⅣまでの自分が調べた限りの出来るだけ正しい通史を書こうとする試みだ。シリーズ全体については、カテゴリで見て欲しい。 というわけで本文。 サルモン神殿の開発に入ったのが1987年の11月頃だったと思われるのだけど、例によって… … 続きを読む
ゲーム史 22 6月 2019 イースⅠ・Ⅱ通史(14):サルモン神殿に向かう 今回の話は87年の9月~11月初頭の話になるのだけど、開発のクライマックスに向かう小休止の落ち穂拾いの話でもあったりする。 まず前回の記事で、ノルティア氷壁を「北壁」と書き間違えていたのだけど、そしたら関係者からメッセージが。 ■ファルコム関係者の証言ノルティアは、ノルウェーから来ているので、北のイ… 続きを読む
ゲーム史 2 6月 2019 イースⅠ・Ⅱ通史(13):ノルティア北壁でRPGになったイースⅡ サブタイトルを読んで「どういうことだよ?」と思うかも知れないけど、それは最後まで読めばわかると言う事で。今回は、1987年の8月後半~9月あたりの開発の話になる。 ところで前回は、開発の順序がシナリオ通りで、いきあたりばったりに進んでいた…というムチャな話を書いたところ、当時のスタッフからやってきた… 続きを読む
ゲーム史 24 5月 2019 イースⅠ・Ⅱ通史(12):Ⅱの開発は続く 今回は、1987年7-8月あたりの話になる。 前回、イースⅡの開発が始まったとき、天空に行く以外のネタは何も残っていなかったコト、テストマップとしてムーンドリアの廃墟を作り、そこで魔法が登場し、聖域という案を思いつくのと同時ぐらいでランスの村を作っていた、なんとリリアはドットが先でキャラクタが後だっ… 続きを読む
ゲーム史 30 4月 2019 イースⅠ・Ⅱ通史(11):イースⅡ、始まる このシリーズは様々な人にインタビューして、だいたいはっきりしたパソコン版の『イース1』から、海外版PCエンジン版(TurboGrafx 16)の『イースⅠ・Ⅱ』までの通史として、出来るだけ当時の事情なども織り込みつつ、書いていこうというシリーズだ。だから85年あたりから話は始まり、90年5月で終わる… 続きを読む
ゲーム史 22 4月 2019 イースⅠ・Ⅱ通史(10):イース1とファザナドゥの補足 『イース』を決めたのは誰だったのか? これは山根なのが確定した。 ちょっとした理由があって「ともかく短く(2文字)で、せいぜい真ん中に長音がある程度の地名」という条件で『世界文学にみる架空地名大事典』の中から発見したのがイース。で「Ys」だと知って、大浦君にロゴを頼んだわけだ。僕の家にもあるので、該… 続きを読む