いわさき

懐かしのカーレース ゲームの話

懐かしのカーレース

『教養のゲーム史』について書いたとき、ちょっとカーレースについて触れたら、もっとカーレース…特に2D時代のセガとタイトーのカーレース黎明期のつばぜり合いについて書いておきたくなったので、ここに記しておく。この話は、僕が9歳からスタートし、最後は18-9歳あたりまで続く、当時2つのゲームメーカーがカー…
教養としてのゲーム史を読んだ

教養としてのゲーム史を読んだ

教養としてのゲーム史を読んだ。 というか、結構、前に読み終わっていたのだけど、ゲームロフトの仕事が忙しくて余裕がなかったので、この文を書くヒマがなかった…というのが正しいところ。 本の中身を簡単にまとめると「筆者、多根氏のゲーム史観に従って、ゲームを取捨選択し、テレビゲームの歴史の流れ(の一つ)を浮…
バイオハザード(3/終) ゲームの話

バイオハザード(3/終)

■1996・バイオハザード こうして「キングスクエスト」から実に13年の歳月を費やして、主題「バイオハザード」にたどり着いたわけだが、ここで一つはっきりさせておくと、純粋にゲームデザインの上でのオリジナリティの観点から見たとき、バイオハザードは誉められた物ではない。 システムは、これはもう"Alon…
バイオハザード(2) ゲームの話

バイオハザード(2)

■1991年 "Alone In The Dark"の登場 キングスクエストスタイルが完成して長い年月が経ち、アメリカではすでに主流のひとつとなり、アドベンチャに第三者視点が普及した状態になり、さらにパソコンでは3Dポリゴンでなんとかゲームを作ることが可能なレベルに達した1991年。 アドベンチャ界…
バイオハザード(1) ゲームの話

バイオハザード(1)

「バイオハザード」は1996年にプレイステーション1(以下PS1)で発売されたソフトである。 当初は25万本ほどの販売だったが、徐々に売上を伸ばし、ついにはPS1最初のミリオンセラーソフトとなり、カプコンを代表するシリーズの一つとなった作品である。 どこかの少年マンガ「バイオハザードを作った男たち」…
ドラゴンクエスト1(3/終) ゲームの話

ドラゴンクエスト1(3/終)

前回は習作に近いドラクエ1だが、その中に強烈なオリジナル要素があり、それが死の概念の扱い方だという話を書いた。 ドラクエ1以前はRPGの死には2種類あり「死んだらキャラクタが消滅する(ウィザードリィなど)」と「死んだら最後のセーブまで巻き戻る」で「おお XX しんでしまうとは なさけない おまえに …
ドラゴンクエスト1(2) ゲームの話

ドラゴンクエスト1(2)

(1)でいきなり大チョンボ。スーパーハイドライドじゃなく、ハイドライドスペシャルっす。 ということで、パート2。 前回で書いたとおり、パソコンではRPGが中心にのし上がりつつあった時代、そして「なんとかファミコンでもRPGがプレイ可能だ」と認識された時代を背景として『ドラゴンクエスト1』はファミコン…
ドラゴンクエスト1(1) ゲームの話

ドラゴンクエスト1(1)

実は発表するあてもなく、ゲームについて書いている文章がたまっているので、それをブログにでもアップしていくかという試み。一時「XXなゲームライフ」って同人誌を作っていて、それの延長上みたいなもの。 調査が甘く、記憶に頼って書いているところがあるので、間違いなどがあるかも知れない。 もし、そういう間違い…
ゲーム屋が海外で就職する方法(4)

ゲーム屋が海外で就職する方法(4)

3で終わりになったと思っていたのだけど、ちょっと続きが出来たので4w 入った会社はgameloft。 就職先は最初は韓国スタジオだったはずが、あちらからのオーダーがありニュージーランドのオークランドスタジオってことになった。 つまり飛行機で10時間ほど飛んだ先で仕事することになる。自分が仕事したこと…
1990年12月 SFC、レッドの忘年会、そしてBINGO 天外2開発記

1990年12月 SFC、レッドの忘年会、そしてBINGO

アップロードのタイミングがいいので日記代わりに。 いろいろあったのだけどやっぱり海外の会社に就職した。 会社はgameloft。仕事はlead game designer / game director ってことになる。 また日本語じゃない言葉を喋る仕事になってしまったw 海外就職シリーズでちょっと…