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海外スタジオの就職システム
ちょっとツイッターの上で海外の就職事情について話をする機会があったのだけど、まとめてブログに書いたことはなかったな、と思ったので書いておこうというわけだ。

海外(スタジオ)の就職は、日本とは全く違う。
違いその1。
新卒一括採用がない。
じゃあ、どんなふうにして人を取るのか?
例えばあるスタジオで、デザインディレクターが「ゲームデザイナーが足りない」と感じたとする。
そうなったら、スタジオマネージャー(および他のディレクタークラス)と相談し、予算に問題がなく、そして実際に必要だという判断が立ったら、必要な要件をまとめ、HR(Human Resource)に求人してくれ、と言いつつ、自分もlinkedinやあちこちで「これは」って人間を探して声をかける。
応募が来たら、テストを行い、そして次にミーティングをして、オッケーなら採用する。
と、こんなプロセスだ。
つまり「人事権はディレクタークラスにあり、HRは募集や管理を行うだけ」ということだ。

違いその2。
これは違いその1と深く関係するのだけどディレクタークラスが人が足りないから欲しい、といっているのだから「デザイナー志望で来たけれど、使えるかはわからない新人」なんていう、日本の新入社員みたいなものは、海外スタジオには全くいないし、また、やってくるときは仕事の範囲も非常に明確に決定されているってことだ。

つまり「新卒一括採用がなく、HRには人事権は基本的になく、必要なときに部署のトップが人をいれるか決める」ってのが海外スタジオってことだ。
だから、海外スタジオでは基本的に要求されるのは、必ず戦力になることで「新人」なんてのは全く尊ばれないし、もっと書くなら、たいていの場合の募集で新人はベテランと競争して競り負けることになる。

そして、僕は日本の新人一括採用なんて、どう考えてもモノを創造することを要求される会社にはあってないと思っているし、そんなもんはさっさと廃止したほうが絶対にいいと思っているのだった。

|| 20:43 | comments (3) | trackback (0) | ||

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