2012-04-12 Thu [ レビュー::本 ]
一度、このブログで「シナリオの教科書」というタイトルで、シド・フィールドの古典的とされる教科書について取り上げたのだけど、今回は同じ著者シド・フィールドの『素晴らしい映画を書くためにあなたに必要なワークブック シド・フィールドの脚本術2』を取り上げたい。
日本語のタイトルでは正直分かりにくいのだけど、原題は"Screen Writer's Workbook"、訳すると脚本家になりたい人のための問題集、とでもいうところだろう。
前作を結構理論的な本とすると、今度の本は「ワークアウトブック」、すなわち徹底的な実践書として書かれているのが大きな違い。
この本は最初から最後まで一貫して、1本のシナリオを書きあげるプロセスを、シド・フィールドが実質的に作り出した3幕メソッドに従って、組み立てていく内容で、他の事は何も書いていない。
そして、これを読みながら演習問題を言われたとおりにするだけで(出来の良し悪しはともかくとして)シナリオが書けてしまうのは間違いない。
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日本語のタイトルでは正直分かりにくいのだけど、原題は"Screen Writer's Workbook"、訳すると脚本家になりたい人のための問題集、とでもいうところだろう。
前作を結構理論的な本とすると、今度の本は「ワークアウトブック」、すなわち徹底的な実践書として書かれているのが大きな違い。
とはいっても、前作も抽象的なシナリオ本と比較すると、圧倒的に具体性があるわけだけど、今回取り上げるワークブックと比較すると、それでも抽象的と思うぐらいだ。
この本は最初から最後まで一貫して、1本のシナリオを書きあげるプロセスを、シド・フィールドが実質的に作り出した3幕メソッドに従って、組み立てていく内容で、他の事は何も書いていない。
そして、これを読みながら演習問題を言われたとおりにするだけで(出来の良し悪しはともかくとして)シナリオが書けてしまうのは間違いない。
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