CALENDAR
S M T W T F S
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
<<  2026 - 10  >>

PROFILE
同人誌 電子書籍版
Re:ゼロから始める
ゲームシナリオ


ライトニング伝説


さよならハドソン


ドラクエとFFと
ToHeart


誰得ゲームライフ


ときめきメモリアル
の時代

イースI・II製作メモ

■頒布ページ■
LINKS
NEW ENTRIES
CATEGORIES
COMMENTS
    イースⅠ・Ⅱ通史(3):『リグラス』から『ロマンシア』
  • タムロ (02/03)
    イースⅠ・Ⅱ通史(1):PC88MkⅡSRの発売
  • tamuro (01/05)
  • おお! (01/03)
TRACBACKS
OTHERS
SEARCH BOX
POWERED BY
POWERED BY
ぶろぐん
DESIGN BY
ブログンサポート

同人について語ったustに腹が立った
9/19 17:26に大幅に訂正。
怒りすぎてて、いろんなものがグダグダになっていたので、書き直しました。
誤解もあると言われたのでust関係のところを冷静になって見直したのだけど、問題があると自分で思った。多分、自分が周辺のツイートとも絡み曲解してしたっぽいので、昨日のustに関する怒りは謝罪し、削除しておきます。

9/19の朝、Twitterのハッシュ#doujin24と絡んでustでプロと同人が一緒に同人ソフトについて語っていた。討論内容はグダグダな上に結構ムカつくところもあったのだが、ともかく、気になったのが「同人の定義」が極端に曖昧なことと「儲けること(商業活動)」だった。

というのも、約20年前、僕は天外2を作っているときに不幸な出会いがあり、本当に同人が大嫌いだった。
そして、同人に対していわれなき悪意を持っていたが、これを木っ端みじんにしたのが故・岩田次夫さんだった。僕のあらゆる主張を岩田さんは木っ端みじんに論破した。
それから同人というモノに対して、フラットに接するように努力し、いろいろ考えていたが、昨日のustおよび周辺で語られていた内容は、同人に対する理解があるとはとても思えないものが多々あったので、以下に、よくある同人に対する下らない主張をリストにし、それに対する僕の答えを書いておく。

●同人はアマチュア、ただで頒布するべきだ
極端な例を考えれば、この主張がどれだけ破綻しているかすぐにわかる。
例えばダイアモンドを加工して細工を売りたいと考えたサークルがいたら?
彼らにダイアモンドをタダで配れと主張するのか? 全く馬鹿げた主張であることが分かるだろう。
極論? コミケには銀細工のサークルとかも出ている。貴金属をタダで配れという主張が、キチガイ沙汰なのは明らかだろう。

●わかった、じゃあ頒布価格は原価にするべきだ
ダイアモンドサークルが5個の細工を作った。一個の原材料費が50万円としよう。
全部売れてようやくトントンとなるのでは、このサークルは「次のイベントには出られない」のは火を見るより明らかではないか。「頒布価格を50万円にしろと主張する権利が、どこの誰にある」のだろうか。誰にもない。
また原価と簡単に書いたが、作っている間の食費・工作機の償却、様々な間接費はかかる。何を原価とするのか?
企業と同じルールでいいなら、人件費・間接費全て含めて原価になる。何が原価かなんて誰にも分からない。
原材料理論がどれだけ馬鹿げているかは最初に書いたとおり、明らかだ。

●わかった、だが、本業ではないもので金を儲けるべきではない
だったら兼業作家全部禁止。
スタジオミュージシャンは、バックバンドをやってはいけない。
ボクサーはコンビニでバイトしてはいけない。
ヤフーオークションで不要なモノを売るのも、転売も、中古ゲーム屋にゲームを売るのも等しく禁止にするべきだ。投信で年金作るのだって禁止だ。株なんてもってのほか。競馬・競輪・パチンコあらゆるギャンブルも禁止だ。本業以外のあらゆる経済活動をしてはいけない。
どれだけ馬鹿げた主張かは明らかだろう。

●第一の結論
つまり、同人で金儲けるなだの原価で売れは、全くの愚論。
こんな事をいう人間は「アマチュアリズムは19世紀にヨーロッパ貴族が労働者階級をスポーツから排除するために作ったもので、オリンピックも貴族が作ったからそうなってただけ」という事実を知らず、意味もなく貴族のお遊びとして成り立っていたアマチュアリズムを礼賛しているだけだ。
※ 突込みが入ったので、訂正を入れておく。この話は近代オリンピックであり、ギリシャ時代のオリンピックではない。
人が何かをするのには、殆どの場合で金が必要であり、対価を求めるなだの対価を求める人間は卑しいだの、全く愚か極まりない。同人・趣味・副業・その他アルバイトで金を儲けることは、適法ならば、なんら恥じる必要は無い。
むしろ、施し感覚で人に何かをしろと主張する人間の方が、僕はよほど気持ち悪い。

●では同人(趣味)と企業には何の違いがあるんだ?
以下は、僕なりに考えた違いと定義である。

1)同人は利益が第一義ではない。作品を作ることが目標であり、利益が第一義の企業とは違う。
前述のダイアモンドを「見てもらいたい」というだけの理由でタダで頒布することも許される。
通常の企業なら、それを行うことで、よほどの利益(たいていの場合にはこの場合には広告効果だろうが)があると企業を説得できないとムリなのは火を見るより明らかだ。

2)(1)より、同人はお客を選ぶことが許される。
その作品を誰に読んで・遊んでもらいたいか、同人は作り手の責任で決められる。
例えば知り合いは、誕生日の人のための本を作り、イベント当日に誕生日の人のためだけに頒布した。111円オツリなしでしか本を頒布しなかった人も知っている。質問で自分の作品内容を知っているかをチェックして頒布した人も知ってる。
また1000人欲しい人がいようが5個しか頒布しないのも、1000個作って、1つしか頒布しないのも自由だ。
こういったことは基本的には企業は許さない。なぜなら、企業の目的は利益の最大化だからだ。

【結論】
●同人は利益が第一義でない。企業は利益が第一義の「利益生産集団」なのであり、決定的に違う。
●利益が至上目標でないので「読者ゼロ、プレイしたい人ゼロのゲーム|作品」を作ることが許される。
●同じく、利益が至上目標でないので「頒布する対象を、作り手側が選別することが許される」。
●リスクは少数の作り手(ほとんどは個人に近い)が負う。企業体のように法人格や何かが責任を取るといったことはない。


以上。
もちろん、同人と企業の定義には、人によって微妙な違いはあろう。だが「同人(趣味)で金を儲けるな」などは全く馬鹿げた理屈なのははっきりしたと思う。

|| 15:52 | comments (17) | trackback (1) | △ ||

このエントリーをはてなブックマークに追加