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海外での就職、質問にお答え篇
海外スタジオの就職事情について書いた時、コメント…というか質問が来ていて、これがどうにも長くなるのでブログでお答えする次第。

純粋な疑問ですが
海外の新人はどうやって即戦力いなれるまで経験を積むんでしょうか?
どの会社も即戦力しか入れないなら今居るは初めて就職した時は社員はどうやって入社したんでしょう?
誰だって最初は全員「デザイナー志望で来たけれど、使えるかはわからない新人」ですし。

誰だってそう思う。
そのために、海外ではインターンシップ制度と呼ばれるものが広く普及している。
これはわかりやすく書くと大学生(社会人である場合もある)が「僕はこの職場で仕事をしたいです」と応募する。
すると、職場はそれを了解し、最大数ヶ月の間、インターン(つまり見習い)として、そこで仕事をする。
ここから先はいくつかの状況に分かれるのだけど、ここで聞いているのは新人さんの場合、すなわち大学生の話だとすると…

インターンは大学に帰り(卒業を目指している場合はたいていこうなる)、帰ったインターンに対して、その職場が推薦状を出す。
推薦状の内容は「この人はこの職場でこんな仕事をしてました」って内容だ。
そしていい職場でインターンを出来て、しっかりした推薦状があれば、就職で戦うための武器が手に入る。これが複数あればさらにいい。
そして、大学生はこれらの推薦状を利用して、就職活動を行うわけだ。

これが『経験のあるベテラン』と新人が戦うための手段だ。
つまり推薦状を使って、ベテランの間に割り込み、こいつは出来るんじゃないかと思わせ、職場に入るわけだ。



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|| 21:57 | comments (1) | trackback (1) | ||

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海外スタジオの就職システム
ちょっとツイッターの上で海外の就職事情について話をする機会があったのだけど、まとめてブログに書いたことはなかったな、と思ったので書いておこうというわけだ。

海外(スタジオ)の就職は、日本とは全く違う。
違いその1。
新卒一括採用がない。
じゃあ、どんなふうにして人を取るのか?
例えばあるスタジオで、デザインディレクターが「ゲームデザイナーが足りない」と感じたとする。
そうなったら、スタジオマネージャー(および他のディレクタークラス)と相談し、予算に問題がなく、そして実際に必要だという判断が立ったら、必要な要件をまとめ、HR(Human Resource)に求人してくれ、と言いつつ、自分もlinkedinやあちこちで「これは」って人間を探して声をかける。
応募が来たら、テストを行い、そして次にミーティングをして、オッケーなら採用する。
と、こんなプロセスだ。
つまり「人事権はディレクタークラスにあり、HRは募集や管理を行うだけ」ということだ。

違いその2。
これは違いその1と深く関係するのだけどディレクタークラスが人が足りないから欲しい、といっているのだから「デザイナー志望で来たけれど、使えるかはわからない新人」なんていう、日本の新入社員みたいなものは、海外スタジオには全くいないし、また、やってくるときは仕事の範囲も非常に明確に決定されているってことだ。

つまり「新卒一括採用がなく、HRには人事権は基本的になく、必要なときに部署のトップが人をいれるか決める」ってのが海外スタジオってことだ。
だから、海外スタジオでは基本的に要求されるのは、必ず戦力になることで「新人」なんてのは全く尊ばれないし、もっと書くなら、たいていの場合の募集で新人はベテランと競争して競り負けることになる。

そして、僕は日本の新人一括採用なんて、どう考えてもモノを創造することを要求される会社にはあってないと思っているし、そんなもんはさっさと廃止したほうが絶対にいいと思っているのだった。

|| 20:43 | comments (3) | trackback (0) | ||

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グローバルの意味
2007年に日本の会社を辞めてから2012年秋まで海外の会社でゲームを作っていたとき思ったことをツラツラと書いていきたい。
全然、ゲームとは関係ないけれど、少しはゲームとも関係ある話で、そして答えは今のところ僕は持ってない。

僕が2008年から2011年まで韓国で働いていたとき、凄い勢いでサムソンとかLGが伸びていて、いわゆる韓国脅威論が日本で流行り始めた時代だったのだけど、じゃあ韓国は景気いいのかというと全然そんなことなかった。
日本より人材流動性は高いけれど、学生は就職難で、ものすごい苦労してた。
例をあげれば、僕の知り合いも結構エリート(ソウル大学出身)なのに、いいところに就職できなくて苦労した挙句、今、ようやくそれなりのところに就職するのに成功してる。
それどころか、僕がいるときに例のリーマンショックがあって、そっからものすごいウォン安になって、輸入品とかいろんなものの値段がものすごく上がって、普通に暮らしてる韓国の人は生活苦になってた。多分それは変わってないと思う。
このとき日本では「円安に誘導しないから、企業がダメだダメだ、日本終わりだ」って言ってたけど、韓国で暮らしていて、サムソンやLGや現代が儲かったからといって、それが韓国の人の生活にプラスになっているのかといわれると、とても疑問だった。
つまり現代だのサムソンだのLGがすごい伸びて「うわーヤベー」とか言ってても、じゃあそれが韓国の人達にプラスになってんの? って質問をすると、少なくとも僕の見ている範囲ではなってなかったってことだ。
これを目の当たりにして、企業と国と個人の関係を少し考えるようになった。

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|| 22:52 | comments (1) | trackback (0) | ||

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ダンジョンズ&ゴルフが公開されました
僕が日本に帰ってきてから、作るのにつきあっていた『ダンジョンズ&ゴルフ』が公開されました。
これから先、やりたいことが、まだまだたくさんありますが、とても楽しめるゲームだと思います。

F2P、いわゆる基本プレイ無料のゲームですので、興味のある方は遊んでみてください。
あ、対応機種は、iphone4、4S、iphone 5、ipad2−3−4,mini、ipod touch 第5世代です。
ダウンロード(itunes)

|| 19:26 | comments (0) | trackback (0) | ||

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Littlest Pet Shop
僕がゲームロフトでDirectorとしてスタッフロールに載る、(多分)最後のソフトが配信になりました。

多分というのは、スタジオのリソースの都合で半分ぐらい作ったところで、しばらくサスペンドすることになったソフトがあり、それに名前が載る可能性があるからw


Littlest Pet Shopというタイトルの作品で、お子様向け、具体的には4-10歳ぐらいのお子様向けのソフトになります。Hasbroの持っている有名なPetのオモチャのシリーズを題材にした作品です。
残念ながら、このオモチャ、日本ではマイナーなのですが、とても良くできています。
また、このソフトも、これから先の展開もイロイロ考えられているので、ぜひ遊んでみてください。

これまた、オークランスドスタジオの優秀なアーティスト、ゲームデザイナー、そしてプログラマのみんなの手によって、素晴らしい作品になっていると思います。

Thanks, All AKL Studio Staff!

|| 23:15 | comments (0) | trackback (0) | ||

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