ゲーム史

イースⅠ・Ⅱ、オープニングの開発過程 PCエンジン

イースⅠ・Ⅱ、オープニングの開発過程

手持ちで残っている開発途中のイースⅠ・Ⅱは以下のディスクが残っている。 89年6月半ばのバージョン89年7月半ば~末ごろのバージョン89年9月末~10月初頭(じゃないかと思う)バージョン89年10月末バージョン89年11月マスター版(中身はもちろんマスターだけどスタンパとして残っている) 正確には1…
『キャッスルクエスト』を巡る一挿話 ゲーム史

『キャッスルクエスト』を巡る一挿話

まず最初に『ハドソン伝説1』に収録した『キャッスルクエスト』についての記述を載せておきたい。 キャッスルクエスト(90/5/18) トムキャットシステム制作。これまた奇跡の男、長山君が覚えていてくれて、どこの会社が作ったかわかった。■長山君キャッスルクエストは、岩崎さんと私で夢中になって遊んだ「メイ…
『ネクロマンサー』と『凄ノ王伝説』の不思議な関係 PCエンジン

『ネクロマンサー』と『凄ノ王伝説』の不思議な関係

ハドソン伝説2でファミリーBASICについてちょっと追加で確認したいことがあって、メールインタビューしたとき、竹部さんから教えていただいた『ネクロマンサー』の開発から始まる逸話について書いておきたい。 この話があった場所は東京のはずで1987年も後半になってからの話だろうから、飛田さん・野沢さん・奥…
オッパイを隠す謎の白い光を『高橋名人の冒険島』に見た!w ゲーム史

オッパイを隠す謎の白い光を『高橋名人の冒険島』に見た!w

謎の白い光とは、言うまでもなく深夜帯のアニメで丸出しになっているはずの女の子のオッパイの先端を隠すために現れるナゾの光のことである。 これが実は1986年の『高橋名人の冒険島』にあったというお話だ。 話はBEEPさんの特典ペーパーに文章を書かないといけないのと、ファイルの整理も兼ねてもらった証言を整…
コミ1用に『ハドソン伝説・ファミコン編2』書いてます 同人のコト

コミ1用に『ハドソン伝説・ファミコン編2』書いてます

めっちゃ忙しくいろんな仕事をしているうちに、なんと4月も後半になっているつー展開に。 コロナウイルスが風雲急を告げる事態で、ホントに開催されるのかよと心配になってますが、それはともかくとして。 5月4日のコミ1用の新刊として、タイトル通りですが『ハドソン伝説・ファミコン編2』を書いています。 表紙ラ…
ファミリーベーシックとAPPLE ][ ゲーム史

ファミリーベーシックとAPPLE ][

マエガキ Ⅱではなく、IIでもなくあえて"APPLE ][のマニュアル、赤本が、この記事のカバーで使われている画像。 この赤本にはBIOSの全ソースコードが掲載されていて(なおBASICは掲載されていない)、まさにウォズニアクの6502の全テクニックが入っている、ある種の6502のバイブルのようなも…
「助けてハドソン!」とマイク入力 ゲーム史

「助けてハドソン!」とマイク入力

『ハドソン伝説・ファミコン編』をなんとか出してから、ちょっとして下のようなツイートがあった。 https://twitter.com/Tim_SOURIS/status/1357917383533293568 で、これについて「ああそういえば」と思って、確認したところ答えがわかったので、ちょっと記事…
MSX版『スターソルジャー』の作者 ゲーム史

MSX版『スターソルジャー』の作者

先日、アキバBEEPさんに初めて訪問した。 ずっと行きたい店だったのだけど、知っての通りコロナで非常に行きづらく、今回もフランス人の友達がなんとしても欲しいものがあるから買ってきてくれとせがまれたので、訪問が成立したようなものだった。 普段はBEEPさんは海外発送をしているのだけど、コロナ騒ぎによっ…
どうしてハドソンはROMカートリッジを自社生産しなかったか? ゲーム史

どうしてハドソンはROMカートリッジを自社生産しなかったか?

『ハドソン伝説』に関係して「どうして独自カートリッジを生産しなかったか理由が書いてありましたか」と「ファミコンの最初期から任天堂さんがサードパーティとの生産委託の契約書を持っていた」という、正直な話として、1983-84年当時のことをいろいろ勘違いされているなというツイートを見かけたので、ちょっとこ…