いわさき

イースⅠ・Ⅱ通史(12):Ⅱの開発は続く ゲーム史

イースⅠ・Ⅱ通史(12):Ⅱの開発は続く

今回は、1987年7-8月あたりの話になる。 前回、イースⅡの開発が始まったとき、天空に行く以外のネタは何も残っていなかったコト、テストマップとしてムーンドリアの廃墟を作り、そこで魔法が登場し、聖域という案を思いつくのと同時ぐらいでランスの村を作っていた、なんとリリアはドットが先でキャラクタが後だっ…
THE功夫についてのメモの続きの続き PCエンジン

THE功夫についてのメモの続きの続き

なーんと『THE功夫』についての3本目の記事。この功夫というゲーム、ほぼローンチなこともあり、想像以上にイロイロあったということがわかってきた。 実は『THE功夫』は、発売前に回収されていた、という驚きの事実。 当時のハードではよくある話なのだけど、電源投入時の初期値が一定していないのがわかっておら…
ゲームレジェンドの新刊できた 同人のコト

ゲームレジェンドの新刊できた

いろいろあって結構苦労したんですが、ゲームレジェンドの新刊出来ました。タイトルは『みんな、 どうしてそんなにゾンビが好きなんだい?』。 もともとは電ファミに3年ほど前に載せたホラーゲームの歴史とホラーゲームの持つ問題点について書いた文章があったんですが、それの強化+アップデート本です。 ホラーゲーム…
THE功夫についてのメモ PCエンジン

THE功夫についてのメモ

突然、Twitterで「THE功夫のスタッフわかりませんか?」と質問された。 PCエンジンのローンチになるはずだったソフト 「あれ? スタッフ出てなかったけ?」と思いながらチェックしたら、実は全く公開されていなかったので、ちょっと調査した結果をメモとして残しておきたい。 コードを書いたのは和泉さんだ…
イースⅠ・Ⅱ通史(11):イースⅡ、始まる ゲーム史

イースⅠ・Ⅱ通史(11):イースⅡ、始まる

このシリーズは様々な人にインタビューして、だいたいはっきりしたパソコン版の『イース1』から、海外版PCエンジン版(TurboGrafx 16)の『イースⅠ・Ⅱ』までの通史として、出来るだけ当時の事情なども織り込みつつ、書いていこうというシリーズだ。だから85年あたりから話は始まり、90年5月で終わる…
イースⅠ・Ⅱ通史(10):イース1とファザナドゥの補足 ゲーム史

イースⅠ・Ⅱ通史(10):イース1とファザナドゥの補足

『イース』を決めたのは誰だったのか? これは山根なのが確定した。 ちょっとした理由があって「ともかく短く(2文字)で、せいぜい真ん中に長音がある程度の地名」という条件で『世界文学にみる架空地名大事典』の中から発見したのがイース。で「Ys」だと知って、大浦君にロゴを頼んだわけだ。僕の家にもあるので、該…
イースⅠ・Ⅱ通史(9):『ファザナドゥ』開発物語(2/終) ゲーム史

イースⅠ・Ⅱ通史(9):『ファザナドゥ』開発物語(2/終)

これはイース通史の中で、イースとは直接的には関わりのないエピソードなのだけど、ハドソンが『イースⅠ・Ⅱ』の許諾を取る上では、大きな問題になった…と思われる『ファザナドゥ』の制作エピソード。 パート2。パート1はカテゴリで読んでください。 ところで前回「1986年末に3月リリース」と、年末あたりのイン…
イースⅠ・Ⅱ通史(8):『ファザナドゥ』開発物語(1) ゲーム史

イースⅠ・Ⅱ通史(8):『ファザナドゥ』開発物語(1)

これはイース通史の中で、イースとは直接的には関わりのないエピソードなのだけど、ハドソンが『イースⅠ・Ⅱ』の許諾を取る上では、大きな問題になった…と思われる『ファザナドゥ』のエピソードだ。 まず『ファザナドゥ』という作品について、簡単に説明しておきたい。 『ファザナドゥ』はファルコムの大傑作ソフト『ザ…
イースⅠ・Ⅱ通史(7):イースⅠとⅡの狭間で ゲーム史

イースⅠ・Ⅱ通史(7):イースⅠとⅡの狭間で

このシリーズは様々な人から聞いて、どうやら(だいたい)はっきりしたパソコン版の『イース1』から、海外版PCエンジン版(TurboGrafx 16)の『イースⅠ・Ⅱ』までの通史として、出来るだけ当時の事情なども織り込みつつ、書いていこうというシリーズだ。だから85年あたりから話は始まり、90年5月で終…