TGS行ってきた

新世代のコンソールゲームマシンが出るってことで東京ゲームショーに久しぶりにいってみた。

ショーでのゲームってのは特別な環境なので、家でプレイをするのとは全く印象が違うので、ゲームの感想についてはパス。
ただスマートフォンの浸透はさらに深まり、インディーズ・大規模パブリッシャーを問わず、山のようにスマートフォンのゲームがあり、もはやコンソールゲーム1に対して、感覚的にはスマートフォン3-5あるのが当たり前で、スマートフォン向けのゲームがないのがマイクロソフトとSCEぐらいしかないってのがものすごく印象的だった(ただし、どちらもゲームマシンとスマートフォンをつなぎ、スマートフォンをセカンドスクリーンにするソリューションは出している)。
と、まあそんな話はともかくとして、今日、TGSで一番印象的なところはどこだったのかというと、SCEでもなければマイクロソフトでもなければ、スクウェア・エニックスでも、カプコンでも、バンダイナムコでもなく、実は光栄テクモゲームズの信長の野望30周年記念の原画展だった。
僕は、信長の野望の初期のイラストレーションを手がけておられた生頼範義先生が大好きなので、原画を見られたのが実に嬉しかったのだけど…一番感動したのがコレ。

上のヘッポコなパッケージが1983年に発売されたPC-8001用の『信長の野望』の第一作。なんとBASICで記述されていたゲームだ。
この第一作は全国ではなく西は神戸あたり、東は伊豆半島の北条あたりまでしかない、全国統一どころか本州統一すら不可能なゲームだった。
そして僕はBASICのソースを改造しまくって遊んでいた…と、そんなゲームだけど、感動するのは、それがちゃんと残っているということだ。
ほとんどの会社の初期のゲームなんてのは、だいたい残っていなくて、マニアから譲ってもらう…なんてザマになることもまるで普通で、しかも当時のマイコンのゲーム会社なんて恐ろしく小さく、家内制手工業に近かったのは間違いないのに、そのときの資料がこうしてちゃんとあるのは実に素晴らしい、とおもったのだった。
…でも、これ、さすがにロードは出来そうにないなあ。

■追記その1
ここでPC-8001用のゲームと書いたが、なんと僕がPC-8001版をオリジナルと信じていただけで、オリジナルはPC-8801版だったらしい。
■追記その2
右下に貼られているシールは”PC8800Mk2可”。これは1983年11月に発売されたPC-8801Mk2のことだと思われる。また左に貼られている金のシールには”旺文社パソコンソフトランキングブックシミュレーション部門で1位になりました”と書かれている。
そして、この本が発売されたのは1983年10月のことらしい(信長の野望は同率1位になっている)。
この2つの事実から、この写真に写っている信長の野望は1983年の年末あたりに売られていたものではなかろうか。
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1件のコメント

  • AGENT: Mozilla/5.0 (Windows NT 5.1) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/29.0.1547.66 Safari/537.36
    こんなパッケージだったんですね。
    恥ずかしながら、当時私の周辺にあった信長の野望は、コピーのコピーのコピーの・・・てな具合に回ってたものばかりでしたので。
    私はもちろんコピーは持ってませんでしたよ!パソコン持ってなかったんで

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