『ハドソン伝説4』、書店委託はじまりました。

夏コミの新刊2種のうち『ハドソン伝説4』の書店委託が始まりました。
以下の3店舗様で委託しています。
●BEEP→特典ペーパーつき


●とらのあな


●メロンブックス


カバー絵はBEEP様で一緒についてくる特典ペーパーの絵柄です。
なんとあいざわひろしの手によるツナデですよ。
ところでペーパーにも書いてあるんですが、ツナデの斧には複数バージョンあり、あいざわひろしに「斧がいっぱいある」といわれ、絵的に見栄えがする『遥かなるジパング』の公式ベースで描いてもらいました。
あと、特典ペーパーに掲載されているテキストの内容は、長山君の話です。
以下は本編の補足など。
今回の本は個人的には気に入っている話は『天外魔境』が圧倒的なナンバーワンです。
実際12ページあるので、1本で12.5%のページを占めているんだから、まあ長い。
で、どういう過程を経てアクションRPGから対面型になったのかを、ほぼ間違いのない精度で書けたと思ってます。
まあ読んでもらうと少々ビックリかと思います、ハイ。
あと対面型の『天外魔境』は『コブラ』のバックグラウンドリードなしにはほとんど不可能レベルのゲームですが、そこを天外の項目で書くのを忘れていたので、ここに追記しておきます。
で「アクションRPG版はどれぐらいまで出来ていたのか?」について興味がある人も多いと思いますので、補足がてらに書いておきたいと思います。
自分と長山君の感想が本には少し書かれていますが、結構ゲームとしては出来ていました。少なくとも簡単にハングアップするようなレベルではなく、十分にゲームとして成り立っていました。
ただ当時はまだバックグラウンドリードに移行していなかったので、ロードは強烈に遅かったですが、実際に製品になったとしたら、そこらへんはかなり解消できたと思います(エミュレータでは快適でした)。
ただし、自分が遊んだ時もそうでしたが、アクションゲームはバランスの調整が出来ないと本当にただのクソゲーで、そしてバランスの調整が出来ていなかったので、全くのクソゲーでした。
でも、それをもって出来が悪いとか言っちゃダメだし、アクションゲームはいったん軸としてのバランスが取れると、一気に全体が良くなるので、あと2-3か月のうちにはバランス取れただろうと思います。
そして、あだちさんや三上君、進藤の話を集約すると10エリアのうち7エリアまでシナリオ的には入っていて遊べるようになっていたと。
つまり「まるで出来ていなかった」といった話はほぼ間違いだし、エリア7-10を入れる時間、アクションのバランスを取る時間まで含めても春には発売できたのではないか…と僕は思ってます。
ただし、本編に書きましたが、当時のあだちさんのシナリオは全くゲーム向けになっていない問題があり、これをどのように解決するかは大問題になったのは間違いないでしょう。
と、そんなわけで、既刊ともども楽しいで頂けると幸いです、ハイ。
ハドソン伝説既刊。BEEPさん・とらのあなさん・メロンブックスさんで委託しています。BEEPさんでは描き下ろしのイラスト+コラムの特典ペーパーがつきます。





