1987年のイースのロゴ

去年の年末の話になる。
高橋名人が以下のようなブログを書いていた。


で、このブログを読んで、いくつか気になったところがあったので、確認した。
それが何度も続いていって結局のところは、PCエンジンのパッケージでも使っているシンプルなモノに落ち着いたのだそうです。
https://ameblo.jp/meijin16shot/entry-12879567976.html
と、加藤社長(当時)が、イースのロゴを決定するときのエピソードを披露されているのだけど、実はイースのロゴは87年の発売当初は大浦君が描いたもの(下の広告の上のロゴ)を使っていて、PCエンジンでも使っているロゴではない。

では、上のロゴがいつ今のロゴに切り替わるのか?
実は非常にはっきりしていて、ソニーのMSX2専用のイースのプレゼントキャンペーンが行われるときだ。

上の広告の背景は新しい女神になっているので、ロゴも変わっているだろうということがわかる(そして12月号では新ロゴになっている)。
つまり、大浦ロゴから「マイクロ***」ロゴになったのは1987年の秋、ソニーのMSX2にイースがバンドルされることが決まった時だ。
言い換えるなら、名人の披露しているエピソードは87年秋のどこかということになる。
なお、この資料は全部大浦君から提供してもらった。ありがつー!
次に、上にも出てきた「マイクロ***」。
そのイースのパッケージングを考えた時に、最初に思い立ったのは、PC版のイースのパッケージを作った会社に協力を願うことでした。そこでファルコムさんに連絡を取り押しえて頂いたのがマイクロ***さんだったのです。
https://ameblo.jp/meijin16shot/entry-12879567976.html
(すみません社名の後半の***が思い出せなくて…)
これを読んだ時、僕は「マイクロデザイン」さんではないかと思った。自分がつきあっていた、東京の印刷系の会社で、ぱっと出てくる名前がこれだったからだ。
でも、正確を期したくて、覚えている人がいないかとfacebookで聞いてみたところ、以下の答えが返ってきた。
■当時の関係者の証言
ご無沙汰してます。ファルコムさんとPC時代からお付き合いのある広告代理店兼デザイン会社ですと、マイクロハウスかと存じます。(グループ会社にマイクロデザインや、マイクロデザイン出版局=現・マイクロマガジン社があります)
どう見ても、そのものズバリの答え。
というわけで、わかったことは以下。
- 87年の発売時のロゴは大浦君が描いたもの。
87年の秋、ソニーのMSX2にバンドルされるキャンペーンで大浦ロゴをベースに描き直されたのが、イースⅠ・Ⅱでも使われたロゴ。 - ロゴをデザインしたのはマイクロハウスさん。
というわけであった。