夏コミの新刊出来ました
めちゃくちゃに忙しくて、はっと気が付くと、夏コミになってました。
まず、夏コミの新刊など。
ハドソン伝説6・天外魔境Ⅱ編です。
内容としては、1992年3月26日に発売されたPCエンジンSuper CD-ROM用の超大作RPG『天外魔境Ⅱ卍MARU』の開発史を、1988年の秋にあだちひろしさんのメモに<自来也2>として名前が出る最初から、1992年2月7日にマスターアップするまでを複数の関係者にインタビューして書いた本です。
ということになります。
天外Ⅱがでかくて、書くことがたくさんあるゲームなのはわかっていたこと、そして今回、ゲートオブサンダー・天外魔境Ⅱと並ぶので、最初はゲートオブサンダー>天外魔境Ⅱと、2本にする案だったのですが、書いているうちにあっというまに80ページぐらいになって「あ、これはやばい」と、思い切って天外魔境Ⅱだけにしてしまいました。
ところが!
正直な話を書くと、90ページではまるで入らなくて、すごくいろいろなものが落ちてしまったので、コミ1か冬かどちらかで「ハドソン伝説6+」を書いて、天外魔境Ⅱパート2を出すのは、ほぼ間違いないです。
なんてこったい。
作った時も、自分の想像を超えるサイズのゲームで悩まされたけど、本にするときも、想像を超えたサイズだったことを思い知らされました。
あと、会場限定のオマケ本として「天外魔境Ⅱ・オマケ本」がつきます。これはなくなるまでセットで頒布する予定です。
内容的には1990年のREDの忘年会のビンゴの話とか、PCエンジンmini版の天外魔境Ⅱは「何が修正されていたのか」とか、本編には非常に入れにくいこぼれ話です。
あと、僕の新刊ではないですが、ときめきメモリアル30周年記念本があります。様々な作家さんにゲスト原稿をもらって作った本です。
なお、この本は利益が出た場合には、利益は全額寄付されます。
参加は 8/12。場所は東1のA24です。
と、一通り、書くことを書いたので、あとは近況など。
去年の年末に、SEM&Oさんで新入社員がゲームを作ってSteamで出すというプロジェクトがあるのだけど、どうにもいろいろ不安だから手伝ってくれないかと、元部下に頼まれて「いいよ」といったのが運の尽き。
5月ぐらいまではそんなに忙しくなかったのですが、6月以降は、もう本業が2つあるんじゃないかと思うほど忙しくなってきたところに、さらに本業の運営しているゲームでも次々といろんなトラブルが発生して、その解決に一苦労で、ホントに気が付くと夏コミでした。
で、四苦八苦しているそのプロジェクトの記事のライターまでやる羽目になったのが下の記事。
https://news.denfaminicogamer.jp/interview/240729a
今、デバッグ段階ですけど、遊んでくれれば結構楽しいソフトだというところまで来ていると思います、はい。