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gumroadとameroadで同人誌を売って思ったこと
gumroadとameroadで同人誌を売って思ったことを書きたい。
といっても売り始めて数日なのだけど、それはともかくとして。

以前から、僕の同人誌の電子書籍版を結構ツイッターなんかで頼まれていて、自分でも作ってみたいと思ってはいたのだけど、今一歩踏み切ることが出来なかった。というのも、僕の(個人的な)定義の同人誌と、同人誌書店などでの電子出版の委託はズレるところがあり、あまりしたくなかったのだ。
なんで電子出版の委託はダメなのよというと、同人は強くサブカルチャー寄りだと自分では思っていて(あくまで「僕の感覚」の話)、そのサブカルチャーの世界の中にあった本を、委託に出すことに物理的にも、電子的にも抵抗感があったわけだ(これはあくまで僕の感覚の話だということは強く書いておく)。

そこに登場したのがgumroadとameroad。
ものすごく僕の手に近いところで、僕が好きなように売れる…ということで、今回作ってみた。
ぶっちゃければ、こんなものを作っている暇があったら仕事しろよという状況だけど、まあそれでも自分の目の前で本が売れていく感覚で、とても楽しい(というほど売れたわけでもないけど)。
で、gumroad/ameroadについて、言われていることについてちょっと書きたい。

●勝手に人のもの売られたらどうするの?
これについてはシステムやいろいろなところで対策してもらうことを期待するしかない。いわゆる不法配信問題なので。

●URL丸出しで流出したらどうすんの?
すごく意味があると思える意見なんだけど、実はこれはほっとんど意味がない。
なぜなら、直接URLが流出するのはgumroardだけど、流出が分かれば、そのURLは止めればいい。gumroadはすごく簡単にリンクを変えることが出来るから、そこは楽勝だ。
そして、ameroadはそれを意識する必要はもちろんない。
次に、だいたい販売しているものにDRMはかかっていない(かけている人もいないだろう。DRMってのは結構面倒なものだ)。すなわち、いずれにしてもコピーし放題で、悪意のある人の、どっかにポストされるとかアップロードされるとかに対抗することは出来ない。
だからそんなことを心配してもしょうがない。

と、僕は個人のリスクなので、途中に関わる人が少なく、自分でコントロールできることのメリットのほうを重く見てgumroad/ameroadを使ってみた。
宣伝もほぼ僕の手の内ってところがとてもいい。
自分のブログや自分のソーシャルメディアに関わっている人だけが見るだけで十分だ。
(ameroadはランキングがあるのだけど、個人的にはオフにする機能が欲しい)
もちろん、僕のブログに来る人なんてそんなに数はいないわけで、こんな方針では、大きく売れることなんてないのだけど、この本は「僕の話を面白く思ってくれる人」に買って欲しい。
読んだ人が「面白い」と思って、友達に勧めてくれるのは全然かまわない。ただ、それは読んだ人が納得づくであって欲しい。そして、面白さに納得するためには、たぶん当時のPCエンジンやいろんなことを知っていたり、もしくは興味があったりしないと無理な、とてもニッチなものだ。

そのニッチな人たちに向け同人誌として売ることが出来るgumroad/ameroadを僕は結構気に入っているのである。

ちなみに、ヒマをみてボツボツと「ときめきメモリアルの時代」を編集してるんだけど、これまた簡単に200ページを超えてしまいそうな…ま、そのうち考えますw

|| 18:59 | comments (0) | trackback (0) | ||

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